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悲劇のヒロインからの卒業
私は以前
知らず知らずのうちに悲劇のヒロインを演じていた。
1 可哀想な私
私は昔からどうしてか
悲劇のヒロインのような気持ちでいた。
母親はいなくて
父親に育てられ
冬休みは家の手伝いで遊べなかった。
そんな自分が可哀想だと思っていたのだ。
それは大人になってからも続いた。
馬鹿らしいけれど
多分自分自身が満たされていなかったのかもしれない。
悲劇のヒロインはずっと続いた。
大人になっても。仕事を始めても。
そんな自分に私自身は気がついていなかった。
2 「やめな」の一言
26歳の時、
当時の職場の上司に
「その悲劇のヒロインやめな」
とずばっと言われた時
始めて自分が自分を可哀想だと思っていることに気がついた。
その言葉は今でも心に突き刺さっている。
ちゃんと私を見ていってくれた言葉だったから。
それでも長年私の中にあり続けた
悲劇のヒロインの思考は
すぐになくなることはなかった。
数年後、旦那さんと出会った。
3 そのままを受け止めてくれた
旦那さんは
こんな彼女
あんな彼女
を求めたりしない。
私をそのまま
私をまるごと受け止めてくれた。
そして、どんな私の姿も
どんな私の態度も
全部全部受け止めて抱きしめてくれる。
ある日、気がついた。
「私は私でいいんだ。」と
こんな女性になりたい
こんな彼女になりたい
こんな母親になりたい
そんなのどうでもいい。
だってそれはみんなが頭に描く空想で
私ではない。
そんな思い込みに支配されていたから
自分のことを惨めだと可哀想だと思っていたのだ。
私は私でいい。
旦那さんは私の心を満たしてくれて
私は悲劇のヒロインから抜け出すことが出来た。
自分の人生が不幸だと思っている人は
ありのままの自分を受け入れてくれる人と出会ってほしい。
きっといるはずだ。
自分をちゃんとみて
受け入れてくれる人が。
そうすれば、悲劇のヒロインから卒業することができる。
悲劇のヒロインでいてもなにもいいことがない。
自分の人生を全力で楽しんで
自分が幸せだと感謝できるために。