大好き!小川糸先生
「これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条」
小さな地元の図書館で出会った本。
小川糸さんの暮らしや考え方が納められている。
うんうんとうなづき、
時にはじーんときたり。
とても素敵な1冊。
小川糸さんが小説家と知り
読んでみたくなった。
最近小説はご無沙汰だったか
小川糸さんの暮らしや思いを読むと
小説を読まずにはいられなかった。
最初に読んだのは
「つるかめ助産院」
優しい!本当に優しい。
暖かい優しい本だった。
私は実用書やビジネス本ばかり読んでいたため、
斜め読みが基本になっていた。
でもそんなの勿体無い!
一文字一文字
一言一言を
全て受け止めたい。
そんな気持ちで大切に大切に読んだ。
胸が熱くなり
涙も。。。
ここから小川糸さんにどっぷりハマりはじめた。
食べることで綻びが緩んでいく暖かい物語「食堂かたつむり」
インコと共に繋いでいく物語「リボン」
小説以外にも
小川糸さんの優しさと芯の強さがわかる日記エッセイシリーズも興味深い。
すべてに言えることは
とても温かい本ばかりだ。
いつも本を読み終わると
本を大切に胸の中で抱きしめてしまう。
「ありがとう」
そんな思いを込めて。
物語や日記エッセイの中に出てくる
食べ物や料理の描写が食欲を掻き立ててくれる。
匂いまで伝わってくるようだ。
小川糸さんの本を読むと
料理がしたくなる。
美味しいものを作ろう。
美味しいものを食べようという気持ちになる。
幸せな気持ちだ。
言葉も優しい。
私自身言葉がきつい人間だが
小川糸さんのおかげで少しだけ優しい言葉選びをするようになったように思う。
時々びっくりするくらい汚い言葉を使った時は
本を握りしめて反省。
優しい言葉は心を優しくしてくれる。
本当にいい本に出会った
本当にいい作家さんに出会った。
いつかお会いしたい。