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積み重ねではなく壊していく
積み重ねではなく、
壊してくことが大切だと言った人がいる。
芸術家岡本太郎さんの言葉。
「人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。
ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。」
私の中の常識が崩される。
経験を積み重ねることが
スキルアップであると思い込んでいた。
そして、もう一人高畑勲監督も同じことを言っていた。
高畑勲監督
最後の作品
『かぐや姫の物語』を制作する時
「今までのアニメーションの作り方を壊したい。」
もうすぐ80歳になろうとするおじさんが
真剣に言っていた。
衝撃的だった。
年齢を重ねれば重ねるほど
経験や今までの自分を大切にするのではないかと。
だけど高畑勲監督は真逆だった。
そんなもの全部壊して
常に挑戦。最後まで挑戦。
妥協しない。
期限など守れない。
納得いくまでやり抜いて
納得いく作品を作る。
だからこそ、特別スタジオを作ってまで
8年もの年月をかけ作ることができた。
高畑勲監督の作る物が見たくて。。。
本当に真剣にやる人は
真の目的しか見えていない。
「いい作品が作りたい。」
だからこそ、たくさんの人に感銘を与える。
多くの人が魅了される。
それは一握りの人間だけ。
一部の才能ある人だけ。
と思ってしまえばそこで終わってしまう。
私はどう生きればいいのか。
破天荒な生き方しようとか
闇雲になってみようとか
そういうことではないと思う。
何が大切かを見失わないことだ。
自分が大切にすること。
自分の目的を明確にすること。
その目的に向かって
手を抜かず、真剣に。
その軸がブレないければいいのだと私は思う。
私にとって大切なこと。
ゴールは何か。
見栄も欲も捨てて
考えてみよう。