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真夜中のRave
妙なものですが、自分のお店をやっているとそこが「居場所」になり、店が仕事を超えて居心地がよくなることがあります。もちろん居心地がよくなるように考えながら日々色々な工夫を重ねるのですが、お客様をお迎えするという使命以上に「なんかここいいなぁ」と、自分にとっての心地良さをしみじみ感じてしまうことがあるんです。
こんな時、深い時間帯にお客様がいない場合は、少しお店を早仕舞いして楽しんでしまいます。照明をいつもよりぐっと暗くして、音楽のボリュームはマシマシ。グラスにはお気に入りの一杯を。音と光に包まれて、何かを考えているような、何も考えていないような。意識は涅槃を漂います。
真夜中の1人Rave。鍵のかかったドアの向こう側では、そんな感じの店主がほろ酔いながら、時間を忘れてトリップしているかも知れません。