なんとかなるもんだな
これまで、困ったことっていろいろあったけど、なんだかんだ、なんとかなるもんですね。
私がこれまでの人生でひどく困ったのは、難病にかかってしまったこと。
今日は、この病気のこと、そして在宅での仕事のことなど、書こうと思います。
潰瘍性大腸炎という難病
潰瘍性大腸炎と診断されたのは、40代前半、お腹の不調が続き、ほぼ1年間、苦しんだ末のことでした。
内視鏡で検査したら、腸内が血だらけになっていて、びっくりしたことを今でも鮮明に覚えてます。お腹が下り、出血もあり、そして腹痛もありました。
食あたりの強烈なのが延々と続く感じです。腸が栄養を吸収できないので、頑張って食べても栄養にならず、体調はどんどん悪化していきました。
この潰瘍性大腸炎っていう病気は、いまのところ、治らないと言われている病気。若い年齢層での罹患が多いらしい。私は40代になってこの病気になっちゃいましたけど。
思い返せば、その頃、ちょうど仕事も忙しく、息子たちの学校やクラブなどのお世話なんかもあるうえに、職場の人間関係とかもあって、疲労の蓄積、そしてかなりストレスフルだったんですよね。
過度なストレスってのは、人を病気にするみたいです。結果、それまで正社員で働いていたけど、辞めざるを得なくなりました。
こんなふうに調子を崩してからここまで10年という長い月日が経過したんだなぁ、って今あらためて感慨深い。
調子が悪いときは、出かけるにも、まずトイレがあるか、トイレの場所を随時チェックする、という日々でした。もちろん、トイレに行列ができるような場所には到底近寄れません。
なにしろ、一番ひどいときには、トイレに20回以上。1日中、トイレにいるか、寝てるか、といった生活で出かけることすらできないときもあったんです。
潰瘍性大腸炎は、命には関わらないものの、生活がひどく不自由になる病気です。腸が栄養を吸収しないので、体力もどんどん落ちて、スーパーに買い物に行くのも大変でした。
こういう状態だったので、外回りもある私の仕事を続けるのは困難でした。40代で仕事を辞めてしまったら、再就職は難しいのは十分にわかっていましたが、他に選択肢がありませんでした。
潰瘍性大腸炎は「治らない」ってほんと?
「潰瘍性大腸炎は治らない病気」と言われている西洋医学での治療を数年受けたものの、私の症状は悪化、大量に飲む薬の副作用もひどかったです。
今はかなり薬も変わったようですが。
私には、当時の西洋医学での治療が合わず、別の方法を探しました。結果、別の方法を探し当て、現在では、西洋医学では処方してくれない生薬で良い状態をキープしてます。
おかげでここ1~2年は、寛解状態(ほとんど症状のない状態)をキープしています。私は、潰瘍性大腸炎が治らない病気だとは全く思ってません。
人間、諦めなければなんとかなるし、病院を100%信じる必要はない、自分での理解もときには必要、といったことを経験しました。
それからというもの、私はどんどん健康体を取り戻すことができました。今では、外出先でもトイレを探すことはありません。自分もほとんど完治状態だと思ってるし。
まだ腸の一部に症状があるので、完治まではいってないんだけど、おそらくあと数年すれば完治するのではないかと思ってます。
諦めなければなんとかなるもんだな
40代前半、働きざかりで仕事をやめることになったけど、夫が働いているのでなんとか生きてはいける状態でした。
でも、息子たちにもこれからまだまだお金がかかるし、私の収入がゼロになるのはさすがに厳しい状況でした。
だから、会社を辞める前から、備えをすることにしたんです。
会社に通って、外回りとかするのは厳しいけど、自分のペースで自宅なら、なにかできるはず。と、いろいろ探しました。
その頃に知ったアフィリエイトや当時流行っていた「せどり」なんかもやってみました。ただでも体調が悪いのに、正社員での仕事、家事以外にそんな挑戦をしてました。我ながら必死ですね。
体調には波があって、いいときは自分のペースで仕事ができるのですが、悪いときは全然手が付けられいことも。
それでも、自分ひとりでやっているので、誰に迷惑を掛けることもなく、少しずつでも、コツコツと継続していたら、そのうちなんとか成果もあがるようになっていました。
今振り返ると、あんなに調子が悪いんだから、そんなにムリをしなくても良かったような気もするけど、あのときの頑張りが今につながっているから、やっぱり頑張ってよかったな、と思うのです。
少々ムリはしましたが、ほんと、なんとかなるもんです。為せば成る。
51歳ともなると、これからどこかで働くにしても、まず雇ってもらえない確率の方が大きいし、なにより今から履歴書を書く意欲もありません。
そんな私がどうやって稼いでいるかは、これから少しずつ書いていこうと思います。