#4 質問する事で、感情をコントロールする
子どもが思うように動いてくれないと、瞬間湯沸かし器みたいに頭に血が上って、ガミガミと言わなくていいことまで言ってしまう。
我慢の限界を超えてる時なんて、過去の出来事まで掘り起こして、ネチネチと感情の赴くままに怒り続けてしまって、気持ちを子どもに一方的にぶつけるだけぶつけた後に後悔をして罪悪感でいっぱいになる。
こんな体験をした事はありませんか?
自分の感情をコントロールしたくても、どのように感情をコントロールしたら良いのか分からない。
子どもを傷付けたくて怒ってる訳じゃないのに…。
目の前の子どもを見ていると、未来を想像してとてつもなく不安になる。
こんな時、自分自身に1つ質問をする事で「怒る」以外の行動がとれるようになります。
怒ってしまうことで、不安になることで、あなたは何が得られますか?
こんな質問をすると、「何を言っているの?」って不思議に思う方もいるかもしれませんし、「何それ?バカにでもしてるの?」って思われる方もいるかもしれません。
そして、質問の意味はよく分からないけど「何が得られているんだろう?」って自分の心に問いかけるかもしれません。
私の場合、不安になることで、「安心したい」が出てきました。
更に質問を続けていきますね。
それが得られる事で、更に何が得られますか?
私は「安心」が得られることで、「ゆとり」が得られます。
こんな風に「更に何が得られるのか」と質問を繰り返しながら、どんどん続けていきます。
私の場合、怒ることで、安心して、ゆとりが生まれて、更に穏やかな日常が手に入って、幸せになれます。
感情的に怒ることで、私が欲しかったのは穏やかな日常で幸せが欲しかった。
その事に気付けるだけで、怒ることを選択することなく、穏やかな日常を過ごすために何ができるかな?ってカチコチな頭をユルユルに緩めて考える事ができるようになります。
どんな行動にも『肯定的な意図』があるので、「この行動をとる事で何が得られているのかな?」って考えてみるだけでも、感情を爆発させずに自分の感情をコントロールする事ができるようになります。
そして、これも練習することで強化していけるので、少しずつ練習して慣れていく必要があります。
この方法は、子どもと向き合う時にもかなり有効です。
『この行動をとることで、この子は何が得られているのかな?』
問題行動と思われるような行動をとっている子どもの行動にも肯定的な意図があります。
それをする事で何が得られているんだろう?
こんな風に少し考えてみるだけで、目の前の子どもの行動が問題行動ではなくなります。
子どもが本当に伝えているメッセージが分かるようになるんです。
親からすると困っちゃう行動のようだけど、必ず意味があります。
「この子はこんな行動をする事で何が得られているんだろう?」
好奇心を持って、まるで探偵さんにでもなったかのように観察してみると、今まで見えなかった子どもの本当の姿が見えるようになるかもしれません。
肯定的な意図に気付けたら、次はどんな行動をしましょうか?
肯定的な意図を満たせる行動をとればとるほど、自然と笑顔になれるはずです。
感情をコントロールする方法は他にもたくさんあります。
この方法も少しずつ書いていきますね。
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出典・参照元
NLP-JAPANラーニング・センターテキスト
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