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track17 お客様、ジーンズはどちらにいたしましょうか?

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
komaです。
今回はついに禁断のテーマに触れようと思います。

【ジーンズ】

ジーンズ(英語: jeans)とは、デニム生地や他の棉生地でできたカジュアルなズボン[1]やスカート。特にブルーのもの。

Wikipediaより出典

始まりはアメリカの鉱山用の作業着として生まれ、ファッションとしては1950年代に映画「乱暴者」でマーロン・ブランドがLevi's 501XXを着用 。
映画「理由なき反抗」にてジェームス・ディーンがLee 101 RIDERSを着用したことがきっかけで当時の若者がアメリカの若者なりの主張を込めたファッションとして普及しました。

※当時のアメリカでは反抗的な若者の象徴として扱われジーンズ着用を禁止する学校が多かったとか。

今日ではファッションアイコンとなりファストファッションからハイブランドまでさまざまなデニムが毎年出ていますね。

本日はジーンズ3大ブランドについて、元大手ジーンズスタッフ経験のある私の個人的な主観と偏見でお話してみようと思います(笑)

決して「このジーンズが良い」と判断する為の記事ではありません。

あくまで「こんなにジーンズがあるんだなぁ」くらいに留めておいていただき、今後みなさまのジーンズ選びの参考にしていただければ幸いです。


Levi's/リーバイス

やっぱりこれが初めに来ると思われた方が大多数を占めるでしょう。
しかし、ジーンズを語る上で通り過ぎることの出来ないブランド、リーバイス。
そんなメジャーな歴史は個々で調べてください(笑)
シルエット別にお話していきます。

【501】

リーバイス定番のジーンズです。
所謂、ストレートシルエットと呼ばれるシルエットです。
テーパードがなく、股上も深め。ストンと落ちるシルエットです。

私が初めて買った3大ジーンズブランドでもあります。
ファッションに目覚めた時に買った思い出のジーンズですね。

当時は古着の501にNIKEのエアフォース1とstussyのTシャツを合わせて着てました。

所謂、裏原系ファッションです。
周りはSUPREMEとかAPEを着てました。
そのアンチテーゼとしてstussyを着てました(笑)
捻くれモノなんですよね、私。

ちなみに何度も、何本も501を買い直しています(笑)
何度買っても履いても似合いません。
と言うか【しっくり】こないのです

恐らく私のお尻が大きいので、501の程よい緩さが出ない為と、低身長なので洋服に着られてしまうのが原因だと思います。

しかし、何故か買い直してしまうんですね。

【517】

いきなり517まで飛びます(笑)
本当は502、503などといったお話もしたいのですが、非常に長くなるので今回は割愛します。
517は一言で言うと「ブーツカット」シルエットです。
股上は深め、腿周りが細身で膝下からフレアが少し広がります。

ちなみに646はベルボトムと呼ばれる非常にフレアが広がったシルエット。
507は517よりローライズで517よりフレアが広がったシルエットです。

517は挑戦しやすい程よいフレアのブーツカットシルエットです。
90年代後半から2000年代初期にかけてブーツカットが流行しましたね。

初めの流行は70年だったと思います。
そのころは「ベルボトム」と呼ばれヒッピーのアイコンでした。

私がジーンズスタッフとして初めてリジットのジーンズを購入したのがこの517でした。
その半年後にスキニーデニムが登場し流行しました。
2004年から2005年くらいです。
このジーンズは当時の私には「ジーンズを育てる」と言う概念がなかったので2ヶ月で手放しました。

後に古着屋店員となったあとも70s-80sのフラッシャー付きdead stockの517を手に入れました。
このジーンズがリーバイスでは一番愛用したジーンズでした。

兎に角ブーツとの相性が抜群にいいんです。
特にエンジニアブーツ。これをあえてブーツアウトすることで更に517の美脚シルエットが相乗効果をもたらし、私の様な低身長でも高身長に見せることができるのです。

この時にバイクの免許を取ったのでバイクに乗る際によく履いていました。クラッチを上げ下げしやすいように鉄入りCHIPPEWAエンジニアブーツと合わせて。
トップスはバンドTとかタイトなシルエットのものを着てました。
その上に、シープスキンのシングルライダースと言うロックな着こなしでした。
ファッションブランドから出ていたライダースジャケットでシープスキンでしたので転倒したら一瞬で破れて死にます。

当時はコンバースと合わせて裾を引きずるコーデやadidasと言った少しボリュームのあるスニーカーを合わせて方も見受けられましたが、私的には嫌いでした(笑)

だって、コンバースだと裾やぶれるもん。
アディダスだと田舎くさくなっちゃうもん。
注:あくまでも独断と偏見です。

バイクを手放した際にこちらの517も手放しました。
当時27インチを履いていて凄まじくウエストが細くキツかったのがいい思い出です。

Lee/リー

私が3大ジーンズブランドで一番好きなブランドです。
リーバイスと比べ、古着業界では数の少なさが相まってマイナーなイメージがあります。
しかし、そのマイナーさを逆手にとって3大ブランドの中で一番個性を主張できるブランドだと思っています。

リーバイスが作業着ならリーはファッションジーンズのイメージが強いです。
何と言うか、分かりやすい表現をするならアメリカとイギリスぐらい違う印象です。

リーのジーンズと言うとブーツカットの印象が強いのは私だけでしょうか。

【101】

伝統的なシルエットでリーにおける歴史のある型番らしいです。
所謂ストレートシルエット。

実は私、101は販売したことがありません(笑)
所有もしていたことがありません(笑)
※なら書くな!!と言われそうですが、歴史ある定番なんで書いておきます。

ちなみに私がリーで好きな点は「色落ち」です。
何より、リーバイスとの違いはここにあります。

デニムの織り方です。
リーバイスは右織、リーは左織。
この織り方の違いが色落ちの違いを生むのです。
好みの問題ですが私は左綾の色落ちが好きです。

【201】

こちらもストレートシルエットです!
股上は深め、太ももから裾へ少しテーパードがかかっていることとウエスト周りが細身なので脚長効果が期待できる型番です。
これもリーの代表的なデニム種類です!

私はこの201の70sのdead stockを9年間から現在まで愛用中です。
その間に洗った回数は・・・少なすぎて言えません。

ポケットの絶妙な配置とステッチのおかげでリーの方がお尻デカさが強調されにくいです。
大きなロゴで良くも悪くも一発でリーと分かります。
そして、ウエストがジャストでその下からが程よくゆるいので履きやすいんです。

101でも挙げましたが、色が素敵です。
私はリーバイスよりリーの方が色が好みです。

【DUNGAREES ペインター】

リーと言えばこのパンツ!!
と言うくらいにメジャーなワークパンツです。
全体的にワイドでルーズなシルエットで履いたらやみつきになります。
特にナチュラル系の洋服が好きな方にはめちゃくちゃおすすめです。

私はデニムとヒッコリーの2本履いてました。
このルーズさが絶妙なAラインを作るのに一役買ってくれるんですね。
セレクトショップ店員時代に先輩がこれにシャツとパーカーを合わせていたのがとてもオシャレでその方からAラインの魅力を学びました。

Wrangler/ラングラー

ロデオやカウボーイのイメージが非常に強い且つ、3大ブランドで一番マイナーなブランドと私は思います(笑)
特にブーツカットシルエットが多く、野暮ったい。
ハマる方にはハマる結構振り幅の狭いジーンズブランドなイメージです。

【77MWZ】

ラングラーの中でクラシカルなモデル。
所謂フレアシルエットです。
革靴なんかと合わせるとググッと雰囲気が出てかっこいいです。
シャツはタックインするとよりクラシカルなコーデに仕上がります。

【13MWZ】

こちらはストレートシルエットでラングラーの定番モデル。
全米プロロデオ協会に公認デニムとして認定されたアメカジを代表するモデルでもあります♪
他の2大ブランドに比べてヴィンテージの数が少ないのがなきどころですね。。。

【WRANCHER DRESS JEANS】

最後に変わり種としてご紹介するのはラングラーといえばこのパンツ!
ランチャードレスジーンズです♪

カウボーイのドレスパンツとしてリリースされ、センタープレスの入ったチノパンのようなスラックスのようなパンツです!!

このパンツの最大の特徴はなんと言っても、センタープレスが無くならないこと!!

そしてカウボーイらしいフレアのシルエットが美脚効果を引き出します♪
近年再注目を集めて各セレクトショップでも別注モデルが出ています!!

国産ジーンズを語るともうひと記事になりそうなので、この辺りでやめておきましょう(笑)
見た目や直感も大事ですが、改めて自分の履いているジーンズの歴史を辿ってみるのもたまには良いのではないでしょうか?

本日もここまで読んでいただき、ありがとうございます。




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