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秋の薬膳スイーツ*杏仁のパウンドケーキ🧡①

先日あんずと散歩をしていたら、金木犀の香りがふわり。ゆっくり深呼吸しながら、秋の訪れを感じました。

日中まだ暑い日もありますが、朝晩は肌寒く感じます。空気も少しずつ乾燥気味に。のどの痛みや咳などの呼吸器系の不調が出やすくなってきます。

秋の養生は、この乾燥や冷えから体を守ることが大事です。特に乾燥は "肺" に大敵。肺は潤った環境がお好みで、乾燥が嫌いです。
中医学でいう "燥邪" の影響を受けると、空咳や肌の乾燥、呼吸のしづらさ、のぼせ、便秘などが出やすくなります。

中医学の考えでは、肺と "大腸" は表裏関係にあるので乾燥による便秘を起こしやすくなります。また、皮膚や鼻とも関連しているので、皮膚のかさつきやくしゃみ、鼻づまりなどの症状も出てきます。
機能的にも、肺は身体を潤す "津液" を身体の隅々まで巡らせて潤おします。燥邪で肺の機能が低下すると津液で身体を十分に潤せなくなってしまうのです。

それから、肺は "悲・憂" の感情ともつながっています。中医学では、肺が弱ると悲しみや憂いに襲われると考えています。また、過度な悲しみや憂いは肺を疲弊させてしまいます。
西洋医学的にも、秋に入り気温の低下や日が短くなることで、何となくもの悲しい気分になりがちに。そこで生活のリズムが乱れたりすると、不眠や気持ちの落ち込みから "季節性感情障害" につながることもあるといわれています。

"悲・憂" の感情は、肺の "気" を司る機能にも悪い影響を及ぼします。
肺は "宗気" を作り、呼吸や心拍機能を促進したり、気血を体中に巡らせたりするので、機能が低下すると咳や喘息、風邪、胸の痛み、倦怠感などの症状が出てきます。

肺の働きは実に様々なので、働きが悪くなると体のあちこちに不調が出やすくなるのです。

そこで今回は、肺をケアする薬膳素材の "杏仁" を使ってパウンドケーキを作ってみました。
詳しくは「秋の薬膳スイーツ*杏仁のパウンドケーキ🧡②」でご紹介したいと思います。
良かったら覗いてみてください😊

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