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「好き」が人を動かす力になる時、新たなパワーを連れてくる。#310

2人目産後初のライブ参戦の後、取り乱し気味に熱量高めの記事を書いてしまいました。

「好き」が人を動かす力になったり人と繋がる不思議について書きたくなったので書きたいと思います。今度は落ち着きを取り戻して。

高校生の頃からGLAYのファンクラブに入っています。出たり入ったりした時期もありますが最近はずっと会員です。

「好き」によって動いた最初は、高校生の時。友人と2人でGLAYゆかりの地めぐりをする旅行をしました。2泊3日、札幌から函館まではJRで。安いペンションを探しました。
当時書店でGLAYの聖地のガイドブックみたいな本が何種類も売られていました。そこから行きたい場所をリストアップ。メンバーの母校やオススメのお店、果てにはボーカルのおじさんやおばさんが経営するバーにまで行きました。
「行ってみてお休みだったらあれだから、事前に電話しよう!高校生なんですけどファンで〇月‪✕‬日に行くってさりげなく伝えたら、当日お店開けてくれるかもしれないし!」

当日。TERUのおじさんはメンバーのサインをコピーした物を色紙に貼ってサイン色紙風にした物を用意してくれていました。
結婚式の写真や幼少期のアルバムまで見せてくれて、プライベートな物を見てしまった特別感に心が踊りました。(もしかしたらこれはおばさんのお店だったかな?)

まだ古い函館駅。記憶はもうおぼろげだけど、新しくなる前に行けて良かった。

20代の最後に初めての一人旅をしたのもGLAYがきっかけでした。
それまで全然旅行をしない人生でした。
東北の震災の後、数年おきに開催されていた大きなライブを今度は宮城でやる!東北を盛り上げる!

そんな思いを聞いた瞬間「行ってみよう!」と思いました。とは言え飛行機も修学旅行位でしか乗ったことがありません。旅の手配の仕方も全然わからない。
「とりあえず、チケット取れちゃったら考えよう!」勢いでチケットの先行予約を申し込み、見事当選。

さぁ、旅行の手配ってどうすればいいのだろう?飛行機の乗り方?とかそんな初歩的な事から何もわかりません。

そんな時たまたま会った職場の元先輩にチラッとその事を話したら、
「旅行会社紹介してあげるよ!私も初めて一人で行った時全部教えてもらったよ!」
とても心強い後押しになってあっという間に旅の手配も完了。

いざ初めて一人で飛行機に乗って仙台へ。
先輩からは出発の朝、
「何か困ったことがあっても誰かが助けてくれるよ。」
そのメールがお守りのようになりました。

何もトラブルなく会場まで到着。
震災を経験した街で聞く「生きてく強さ」は、今まで何度となく聞いた曲なのにその日は全く違った曲に聞こえて涙が止まりませんでした。

そこで発表された、「またこの場所に戻ってきます!また5ヶ月後にライブをします。」

直感的に「また来よう!」
旅から戻ってすぐに次の旅の手配をしました。

そこから一人旅に全く抵抗がなくなり、ライブ遠征、後にハマることになるマラソン遠征。どこへでもすぐに飛行機取ってビューンと行ってしまうフットワークが出来たのは間違いなくGLAYを追って自信がついたから。
一度味をしめると何度でも調子に乗るタイプです 笑

ある時、もう行きつけのようになっていた旅行会社にて。またGLAY関連の旅の手配を頼むつもりでした。
初めて担当してくれたYさん。日程を伝えただけで、
「GLAYですか?」
「え!そうですそうです!よくわかりましたね?!」
「友人にGLAYの熱狂的なファンがいまして、いつも手配を頼まれてるんですよ。」
「そうなんですね!」
ちょっと、いい人に当たっちゃったと思いました。

「もしかして、夏の函館も行きます?」
「行きたい…です!」

確か夏に函館公演があるということだけ決定していたような気がします。

熱狂的なファンだというYさんのご友人。
例えば「夏に函館公演。」これだけ決まった時点で手配を始めるのだとか。
夏ということは7月か8月。ライブは土日に開催されることが多いからこの時点で7月8月の土日全てのホテルの予約をしてしまう。
日にちが確定したら該当日以外は全てキャンセル。早いとキャンセル料もかかりません。
「なるほど!そんな方法もあるんだ…」
ご友人の熱量と行動力にあっぱれです。

私が今回ライブで1月の函館追加公演の知らせを知った日にすぐホテルを予約したのは、Yさんのご友人の遺伝子を引き継いでいます 笑

そうそう、それで夏の函館の件。
「友人に頼まれてホテルもう押さえてます!必ずキャンセル分出るんでそれをお譲りしますよ。」

「いいんですか!」

函館はGLAYが来るととにかくホテルの確保が死活問題でした。過去には車中泊経験もあるので願ったり叶ったりでした。

そんなわけでYさんには何だか運命を感じて懐いてしまい、その後マラソン遠征にハマった時もYさんを指名していつも手配をお願いしていました。その後私が一人暮らしを始めて引っ越すことになりますが、なんとYさんが暮らす街と同じでよく利用するスーパーまで一緒でした。私のマンションの向かいにあったクリーニング屋まで知っていて「ちょっとお値段するけどいいですよ。」なんて世間話までするように。

正直もう自分で手配できるなと思ったけれど、結婚して一人旅をしなくなるその時までずっとYさんにお願いしていました。

函館のGLAY旅が車中泊にならずに済んだ恩が大き過ぎて、手数料払ってでもお返しして行きたい気持ちでした。

あんなに白熱した一人旅も、結婚してスパッとやめました。
年子で出産して旅行からずいぶんと遠ざかり、旅の手配の仕方やスピード感、すっかり忘れていました。

今回勢いで来年の函館公演の参加を決めて久しぶりに予約をして、勘が鈍っていたことに時の流れを感じましたが、また止まっていた時間が流れ始めるような感覚がありました。

行くって決めちゃって即行動あるのみ!
即断即決。

そうしていると不思議と繋がるご縁やタイミングの良い事が起こる。

これって全部、「好き」が連れてくるパワーだと思うのです。

推しの対象が何であれ、「好き」という気持ちは万国共通。

オタクという言葉に昔はネガティブな印象がありました。

でも今は違います。みんな、自分の好きを語っちゃって!って思います。

そんな姿はみんなエネルギーに満ちていて、推しの良さをよく理解できなくてもそのエネルギーってすっごく元気をもらえる。

好きを語る姿って素敵だなと思うのです。

また熱量が上がってきてしまったのでこの辺にしておきたいと思います 笑

たまにはまた沸騰記事が登場するかもしれないこと、ご承知おきいただけると幸いです。


さぁ

今日も

新しい一日が

始まります。

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