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手放したその先。#350
ここ2年程、手放すことを定期的に続けてきました。まずは物から始めました。というか、物だけのつもりだったのですが結果的には他のことも手放すことになりました。
身の回りのもうお気に入りではない物。何となくもやっとする記憶が蘇る物。それを手放すことで気持ちの区切りがつきそうな物。
今の私にはもう旬でない物をどんどん手放しました。
物の手放しが落ち着き始めると何が起こったか?
それは、物だけでなくもやもやする感情も長く留めていられなくなり、早く手放したいと思い始めるという変化でした。
不要な物がどんどんなくなる心地良さ。
それを物だけでなく、他のことでも感じてもっと心地よく暮らしたい。そんな風に感じるようになったのです。
そこで次に気持ちが向かった先は、もう今の私には心地よくない人間関係、でした。
正確には、もう今の私には心地よくない距離感、と言った方がいいかもしれません。
近すぎていた距離感を、その友人を好きなままでいられるまで離しました。
今会って本当に心地よく過ごせる?
そう自分に問いかけて会うことをやめる選択をしたこともありました。
不思議と、逆に戻ってきた人間関係もありました。疎遠になっていた叔父との関係が再び出来始めたのです。
ここまでが2024年のことです。
今年の漢字一文字は「有」に決めました。
今有ることに目を向け、有り難いを数える一年にしたい。
今有る物、環境、人に対して感謝していたいしもっと大事にしたい。
自然とそんな風に思うようになりました。
きっと昨年までで自然と人生の棚卸しになっていたのだと思います。
不要な物、心地よくないことを手放し、残った物が自然と机の上に並べられて、改めてその大切さに気づいた、という感じです。
手放したその先は、
今有る物を大切にする。
今有る環境の有り難いを数える。
今繋がっている人たちを大切にしていく。
暮らすだけで気が付かないうちに色んな物、こと、感情を溜めてしまうから、この先も手放しは続きます。今だってミニマリストのように完全に必要な物だけで暮らせているわけでもありません。
でも自然と今の「有」に意識が向き始めたのだから、ひと段落はついたのかもしれません。
2025年は手放したその先を見るのが楽しみだし、どんな気持ちの変化が起こるのかも楽しみです。
きっとどこかでまたこの続きも書きたいです。
さぁ
今日も
新しい一日が
始まります。