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35年後 王立宇宙軍を劇場で観る。

公開されていた、『すずめの戸締り』の冒頭を観てたら、あれ?これって王立のオマージュか!?って閃いて、早速、Twitterで検索してたら、なんと愛知でも今、王立のリバイバルを上映やってる事がわかり、ええええ?っと急にテンションがおかしくなってしまい‥
つい息子に名古屋で王立やってるみたいだから、もし良かったら観てくれとLINEしてしまう。

俺は・・たぶん泣くから行かない。
エヴァのエンドロールで号泣してしまったくらいだから
劇場で王立宇宙軍なんて、もう立ち上がれないよ。
その時はそう思っていました。


翌朝の1回目の上映、ちゃっかり並んでいる自分。。
音響がいいらしい。久々に大音量でメインテーマ聴きたいよね。やっぱり(^o^)


いやー、観て良かった。流石に音がいい。いろいろ聞こえるし
高校生シロツグ?が飛行機見に行って、いいことなのか悪いことなのかの後
王立宇宙軍のタイトルがドーンって入るシーン ぞくぞくした。

自分にとって王立は面白いとかつまらないとか、そういうレベルの映画ではないので、作品自体への評価は上がりも下がりもしなかったが、流石に35年たってみると20代の時にはない気づきがいっぱいあった。

35年前の劇場鑑賞の個人的感想
結局、山賀監督のプライベート映画なのかも。
庵野さん、すげえわ。
衛星軌道に乗ってからの前田さんのイメージシーンは至福。
結局、作ってる奴らが一番楽しい。

35年後の個人的感想
将軍が簡単に諦めすぎると宮崎さんが怒ったのも納得
じじいはそんなに簡単に諦めない。
異世界感、今見るとけっこう普通。
リイクニ。ああ、リイクニ。涙。
もっと上手く・・なんとかならんかったのか。
やっぱ、庵野さん、すげえわ。

王立が大ヒットして夢のハリウッド進出を果たして、アニメーターがウハウハで金持ちになる時代は来なかった。
冷静に考えて そんな大ヒットするような映画ではなかった。

でも、26歳で初監督で制作費8億だよ。新人アニメーターが作画監督だよ。
そんなんありえる?自分なら絶対ムリムリ!メンタル持たない。(そもそも、そんな才能もないが)でも、彼らはやるって言ってる。
すごいじゃん!立派じゃん!
そんなの応援したくなるじゃん!

エンドロールで客席からパラパラと拍手が。
自分も拍手する。
35年前 挑戦した若者たちに。


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