アニソンDJを半年間やった感想~いいと思うところ3選~
以前、アニソンDJをはじめようと思ったきっかけという記事を書いたのですが、今回は似たような趣旨で、かつ少し角度を変えてアニソンDJのよさについてつらつらと書いていきたいと思います。アニソンDJと特出ししていますが、所々DJと読み替えてください。
(1)曲を通してお客さんと交流できる
私はアニソンDJなんてものをやってるぐらいなので、ボカロやアニソンをメインにA-POP(Akiba-POP)で好きな曲がたくさんあるのだが、実生活において誰かと好きな曲に関して「これいい曲だよね」と言い合いたいものの、嗜好の違いやそうした機会の少なさからそれが難しいと感じていた。
そもそもコンテンツの多様化によって、アニソンのタイアップ曲は約5万曲(自分調べ)存在し、ボカロやVtuberの曲に関してはその数こそそれを下回るもののアニソンを上回るペースでリリースされており、メジャーやマイナーという括りが以前ほど明確ではなくなってきている中で、人との1対1の状況で自分が好きな曲を目の前の人も知っているという状況が生まれにくくなっている。
一方、アニクラ(アニソンのクラブイベント)では、DJが多くのアニソン好きのお客さんたちを前に自分の好きな曲をかけることができ、もしお客さんがノッてくれていたら、そこに言葉のやり取りこそ存在しないものの、曲を通してコミュニケーションができたような気になれる。
つまり、1対1の場面では難しいことが1対複数の場面ではできる、又はできたようになるということである。しかも、45分の持ち時間であれば30曲ほどかけることができるので、対面でやるよりも遥かに多くの曲を紹介できるし、個人的な感覚だと、自分がかけた曲でお客さんが体を少しでも動かしていたらもう双方向のコミュニケーションができたと思っている。
(2)インプットがアウトプットに代わる
元々アニメやアニソンは好きな方でありちょくちょく聞いていたのだが、あくまでそのコンテンツ観賞は自分一人での楽しみであった。一方で、アニソンDJをやると次のような構造的変化が起こる。
①いい曲を発見した時にそれを自分だけで楽しむ
↓
②その曲をイベントで使って皆で楽しむ
自分も楽しいし皆も楽しい(楽しませられれば)。自分一人で楽しむのももちろん素晴らしいことだけど、人と一緒に楽しむということで質的にも量的にも楽しさがアップすると考えている。
また、何気なくアニメを見ていても、脳内でこれはDJで使う楽曲の世界観を理解しようと思っているんだと思い込めば少しだけ充実度がアップした時間になる。もちろん、ただアニメを見ているのも非常に充実した時間であるということは言うまでもないことは補足しておく。
(3)アニメ好きの友人が増える
アニクラ等のアニソンDJが集う場に出入りすることで、アニソンDJと交流する機会も増え、アニメやアニソン歌手のことを話せる友人が増える。私は内向的なタイプなのでそこまで新規の友達は多くないが(そもそも友達自体そんなに多い方ではないが)、それでも好きなことを同じトーンやテンションで話せる知り合いができるのはアニソンDJのいいところだと思っている。
アニソンDJを始めて以来、浴びるようにアニソンを聞いたりアニメを見ているおかげで、多少オタク度の高いコアな話になってもついていくことができるようになったが、オタク的知識量が勝手に増えるのもアニソンDJのいいところなのかもしれない。
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以上が私が思うアニソンDJのいいところである。元々、ライブに行くのが好きでちょくちょく「Claris」のライブや「リスアニ」などに行っていたのだが、何がそんなに自分を惹きつけるのだろうと自問自答した結果、それは「会場の一体感」なのではないかと思った。
もちろん、好きな歌手が好きな歌をうたった時は体が心の底から歓喜するのを感じるのだが、皆と一緒に同じものを楽しんでいて精神的に一つになっている時、言葉では上手く言い表せない充実した気分になれるのである。
今後、DJをやっていく中でもしそんな気分が味わえたら、今日の3つの項目にまた一つそれを足そうと思う。ちなみに私は自分が作ったコンテンツやパフォーマンスで人が楽しんでいるのを見て無上の喜びを感じる根っからのクリエイターである。
今日の記事を書こうと思ったのも、久しぶりに記事をいいねしてくれたりフォローしてくれる人たちがいてくれたのでモチベーションが上がったからで、この場を借りて感謝の意を表明します。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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