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40th Anniversary Tour @LINE CUBE SHIBUYA
2023.12.24。
藤井フミヤ40周年記念ツアーの2023年開催分ラスト、渋谷公演。
衝撃の最前列、ほぼセンター席が巡ってきた。
クリスマスイブ、いつも通り1人参加。
クリスマスプレゼントだー!といえばその通りだが、
イブにひとりでライブに行って、ひとりなのに最前列で
“さみしい女”感が増して見えるんじゃ?と急に気になったりしていた。
が、並びで座ったひとはほぼ「ひとり参加」だった。
最前列の興奮からかすでに雑談が繰り広げられていた。
わたしもひとりだと告げ、なんとなく会話に加わった。
隣の隣に座る女性は聞いてないのに自分語りをするタイプで、
延々喋っていた。
わたしは自分語りが過ぎるひとが苦手。
「最前列ってもっと早く教えてくれれば口紅くらいつけてきたのに」
と、言っていた。
口紅くらい持ち歩きなさいよ。
しかし、よく喋るなー。
だれもあなたに興味ないのに。
両隣に座った女性はとても穏やかなひとだった。
両人とも、ライブは「ひとりでサクッと参加する」派。
わたしと同じ空気感だったし、フツーに話せてラクだった。
さて、ライブ。
この会場のステージは低めなんだろうか。
めっちゃ近かった。
最前列のときって、目のやり場が悩ましい。
近くてよく見える分、いろんなところに目が行きがち。
しかし、今回は腹を括って、
ずーっとフミヤくんを見ていようと決めた。
もうほんと、信じられないくらい、フミヤくんしか見ていない。
上手に行こうが下手に行こうがずーっと見ていた。
フミヤくんもよく言うけど、歌声は席に関係なく届く。
老眼の進行が著しいわたしは遠くがよく見えるので、
ほどほどの席でも十分満足できる。
でも、曲間に一瞬生まれる静寂の時に聞こえる足音とか、
ギターぶつけておでこにできたタンコブを肉眼で確認できたりとか。
何より、ひとの「頭」に遮られることがなくフミヤくんを見れるっていうのが
最前列の特権だよな、と冷静に思ったりもしていた。
本編終わりでアンコールを待つ間。
「、、、かっこいいね」と、誰に言うでもなく口に出して言ったら、
右隣のひとが「うん、それしか言葉ないよね」と言った。
いや、ほんと、それしかない。
途中、尚ちゃんがタンコブを確認するくだりや、ドーナツで前に出てくる時はさすがに目移りしましたが、基本的に2時間30分の公演中はフミヤくんをガン見させていただきました。
バンドメンバーのみなさん、ごめんなさい。
16曲を歌い終わったところでのMC。
さだまさしさんのコンサートは全部で16曲だそうで、
「さださんのライブだったらここで終わってるからね」と一言。
なぜかわたしはツボに入ってしまい、大笑いしてしまった。
1回のライブでの曲数って、他ではどうなんですかね。
フミヤくんの場合、フルコーラスで23〜24曲だと思うんだけど、
多いのかなぁ。
あと、フミヤくんのライブ後にいつもすごいなーって思うのは、
2時間30分で終わること。
プロンプターがあるわけじゃないから、あれは本人の感覚なのかなぁ。
時計見ている感じもしないし。
ライブそのものの「テンポ」にこだわりがあるところがいいんだよなー。
「今日は短かった」とか「今日は長くてお得だった」とか、
観終わったときにそういう感想が出てきちゃうことがない。
何より、その後の予定が立て易くてありがたい!
イブだったから、いつものサンタコス。
帽子を被らなくなったのはいつからかなぁ。
「クリスマスっぽい曲を」と歌ってくれた曲も、
最後の曲も、とっても良かったなぁ。
終演後、隣のひとと「よかったねー」と共感し合い、
「またどこかでお会いしましょうねー」と声を掛け合って、その場=席で解散。
こういう、さらっとした温度感もまた、よかった。
ライブの余韻に浸るのに、ちょうどいい。
2024年もたくさんたくさんあの歌声を堪能できますように。