2023年版『今年遊んだゲームを振り返ろう』
さて、2023年ももうすぐ終わるらしいので、今年遊んで良かったゲームをまとめていきます。
始めに言っておくと、ほぼ自分用のまとめ。
一応ネタバレは書いたら面白くないので書きません。
この記事でまとめた以外にも遊んでいるゲームは何個かあるんですけど、どうせならと2023年発売のゲーム限定で絞ってあるので、良かったら今後遊ぶ参考にでもしてもらえれば良いかなと思います。
※noteで長文書くのも、ちゃんとした記事を書くのも
初めてなので見づらかったらごめんね…
因みに遊んでいる機体はPS5、Nintendo Switch、iPhoneです。
という事で遊んだゲーム一覧。
目次からその項目まで飛べます。
一応、上から発売時期順で並んでいるはず。
こうして見ると意外と少ないね!
本当はもっと遊びたいタイトルあったんだけど……
まぁ切り替えて、早速振り返って行こう!
・7 Days to End with You
1月26日発売
Switchで遊びました。
目を覚ますと記憶喪失の主人公(自分)
自分の事はおろか、言語すらも忘れていて、自分を介抱してくれたであろう女性とも、まともにコミュニケーションが取れない状態からのスタート……。
そんな状況下で手探りながらも、各所に散らばるメモや彼女との会話からヒントを得て、自分なりに単語を1つ1つ解読していく。
植物を育てたり、実験机を探ったり、
時にはレシピを見ながら料理を行ったり……
部屋の中を彼女と一緒に探索していきながら、徐々に言葉が分かっていくシステムが新鮮で面白い…!
本ゲームでは朝昼夕と3パートで各行動が行えて、1日が終わります。
7日目になると、主人公はベッドから起きれずに彼女と別れを交わしながら永遠の眠りについてしまう……。
なので、7日目になるまでに
自分が何者で何をすべきなのか?
彼女に何を伝えるべきなのか?
言葉が分からないもどかしさを抱えながらも、刻々と迫ってくる自身の死期に備えていかなければならない……。
そんなストーリーや未知の言語を埋めていくといったゲーム性は本作ならではのポイントで、独特で珍しいなぁと思いながら遊んでました。
本作の感想をまとめると、
ゲーム内とはいえ、キャラと自分とで上手くコミュニケーションが取れないのはやっぱりもどかしい……
だって自分の名前は勿論、ヒロインの名前だって分からないんですよ!!
けど、やっぱりそこが本作の魅力でもあって、
『言葉が分からない』+『言葉が全てじゃない』
という点が、非常に面白かった!
周回プレイ必須だけど、自分なりに解読したメモは残ったまま引き継げるので、何回か周回していけば自然とクリアまで行けるのも良かったポイントでした。
ちなみに、秋葉原の某店舗ではヒロインの等身大パネルが飾られている(2023年11月某日にもあった)ので、秋葉原に立ち寄った際には是非とも探してみると面白いかも。
また、同じ作者様による最新ゲーム
『Refind self』も発売されています。
ロボットを操作して様々な体験をし、その中で様々な選択をしていく事で、プレイヤーである自身の性格を診断する本作。
温かで優しいピクセルアートで描かれた世界で、自身の性格を"Refind"(再発見)できるといった、本作にも通じる独特なゲーム性のある1作とのこと。
PCだけでなく、スマホアプリとしてもリリースされているので、良かったら遊んでみてね!
・溶鉄のマルフーシャ
4月6日発売
PS5で遊びました。
2D型の横スクロールシューティングで、ジャンルとしてはタワーディフェンス型のアクションゲーム。
防衛ラインを攻撃してくる敵機体を銃で撃ち落として
100日間防衛達成出来ればゲームクリア。
銃の種類も豊富で、
ハンドガンから始まり、アサルトライフルやショットガン、マシンガンやスナイパーライフルと一通りは揃っています。
しかしこのゲーム、ただ100日間防衛すれば良いだけなのかというと、それだけで終わらない。
"ちゃんとしたゲーム性"の面もまた持ち合わせていました。
タワーディフェンスなので、防衛ラインの耐久値が削られて0になれば、そこでゲームオーバー。
画面右方向から敵国の機械兵が大量に迫ってくるのをひたすら撃ち落として、自国の防衛ラインを突破されるのを防いでいく。
ただそれだけの単調なゲームかと思いきや……
"基本給"に対して、実際貰える"総支給額"が低すぎるッ!
はい。
このゲームは、ただのタワーディフェンスゲームでは無く、所謂"ディストピア"な世界観となってます。
このなけなしの給料をコツコツ貯めながら、
武器を買い換えて戦力を強化したり、
減ってしまった防衛ラインの耐久値を修繕したりと
色々やっていかなければならないのが、本作の難所であり、楽しみでもあるポイント。
1日を終えると、給料と共に支給されるアイテム。
3つのランダムなアイテムから毎回1つだけしか選択できず、当然のことながらお金が無ければ、買う事すらできません。
1日に迫ってくる敵数はそこまででは無く、1〜2分撃ってるだけで終わるので、サクサクと進んで行きますが、10日間隔で敵ボスが来襲!
それまでに
"お給料"を貯めるのか?
"削られた耐久値"を回復するのか?
"味方を雇って"戦力を増やすのか?
"自身のステータス"を強化するのか?
"武器を買い換えて"敵機体を撃ちまくるのか?
"サポートアイテムを買って"戦闘を有利に進めるか?
こういったローグライク性のあるランダム要素が、淡々とサクサク進んで行くだけのシューティングじゃ無く、
"ゲームとしてのちゃんとした難しさ"も設けているのが、本作の遊んでいて楽しいポイントでした。
一見難しそう…と思われるように書いちゃったけど
実際のところボス戦はそこまで難しくもなく、
日数を重ねていけば、お金もステータスも増えていくので、100日間の防衛達成は意外と簡単でした。
ただ、このゲームはエンディングが複数あり、
エンディング分岐は"雇った味方が誰だったか"で分岐するのですが……
大体のエンディングがバッドエンドです!(ニッコリ)
まぁディストピアってそういう事だもんね……。
本作の感想をまとめると、
『ハイテンポでサクサクなタワーディフェンス』と
『ローグライク性のあるランダムな強化要素』
これだけで満足?いやいや、『重い世界観』もどうぞ
といった具合で、
片手間でちょろっと遊ぶも良し!
しっかり腰を据えて遊ぶも良し!と
アクションゲーム苦手な人でも楽しめるし、
アクションゲーム慣れしてる人にも満足いくゲームになってて凄く良かった!
重いディストピアな世界観がストーリーの要所で見られる中、ニキシー管やスチームパンクな背景も魅力的なポイントでした。
ちなみに、製作者のインタビューで、ドルフロことドールズフロントラインからも影響を受けていると明かしている様に、絵柄や世界観は結構近しい物を感じられると思います。
私自身もドルフロ遊んでいたので、
『女の子』+『銃』ってやっぱり映えるよねぇ〜!
とウンウン頷きながらも
話や世界観が重すぎるッ!!
とドルフロ同様のポイントが本作にも多く取り込まれていたのも魅力的でしたね……。
・COFFEE TALK Episode2
ハイビスカス&バタフライ
4月20日発売
Switchで遊びました。
ずっと待ってたッッッ!!!!😭💦
というのも、前作である『コーヒートーク』開発後に不幸があり、開発者にして中心人物であるクリエイターの方が亡くなってしまったとネットニュースで知りました……。
そのため、もう続編とか同じ開発者さんのゲームを遊べないのかぁ…と思っていたところ、待望の続編をちゃんと出してくれた!!
もうそれだけで嬉しいよねぇ……
コーヒートークは異種族や亜人族が現代で生活しているといった、現代ファンタジーな世界が特徴的。
そんな世界でのアメリカのシアトルを舞台に、
深夜のみ営業するカフェ『コーヒートーク』の店主となって、訪れるお客様に温かな飲み物を提供していくゲームとなってます。
前作からもそうだったんだけども、
本当にピクセルアートが丁寧で綺麗なんですよ!
それでいてカフェ店内を思わせるBGMはどれも本当に素晴らしく、思わずsoundtrackを買ってしまう程。
近年話題になってる、チルする効果は本作においてもきっと大きい!
のんびりお客様と会話を楽しみながら、注文に応えていくだけでもリラックスできる、非常に良い作品になっています。
ただお客様によってはアバウトな注文も多く、僅かなヒントからちゃんとお客様が欲しがる飲み物を提供できるかどうかで、その後の物語は展開が大きく変わっていきます。
また、本作からの追加要素で、お客様に預かり物を渡すことが出来るようになり、この預かり物を忘れずにキチンと渡せるかで、またまた展開が大きく変わってしまいます。
タイトルにある"バタフライ"はバタフライエフェクトを意味してなのか、
『提供する飲み物を間違えた』
『預かっていた物を渡すのを忘れてた』
そんな些細な事でも、物語のエンディングは分岐してしまうんですよね……。
本作の感想をまとめると、
ジョルジ巡査の追う、謎のパンク魔事件。
舞台女優を夢見るバンシー、リオナの葛藤。
売れっ子インフルエンサー、ルーカスなりの悩み。
前作から登場中のベイリース&ルアのその後の進展。
人狼ガラと吸血鬼ハイドの長寿だからこその悩み。
遥か遠くの宇宙からやって来たシルバーとアマンダ。
お客さんそれぞれの悩みが全部結び付いたりはしないのだけれど、所々で交差して、客達それぞれの物語が徐々に進んでいくのが、めっちゃ面白かった!
また、本作の大きなテーマとして"死生観"が語られていて、前作の時の"夢や愛のための犠牲"とは、雰囲気やテーマが違いつつも、そこがまた面白いポイントでした。
ちなみに、
お客様全員の注文を間違えずにパーフェクト達成
→HAPPY END
お客様全員の注文を全て間違える
→BAD END
ハッピーエンドとバッドエンドを両方見た上で、実績を全て達成する
→真エンディング
真エンディングはめちゃくちゃ良かった……。
1週目は自分の思うがままのバリスタに成り切って遊んでみて、2週目以降からは攻略等を確認しながらでも遊んでみると、展開の変化を再度楽しめました。
また、本作と過去作である『コーヒートーク1&2』をゲーム実況として"稲葉百万鉄"さんが遊ばれています。
とても丁寧で、面白い語りを交えながらプレイされているので、本作をクリアしてネタバレも大丈夫!という方は、是非とも実況も見てみると楽しめると思います!
・FINAL FANTASY XVI
6月22日発売
PS5で遊びました。
もうね……なんていうか、ただひたすら凄かった!!
先に言っちゃいますね。
間違いなく、『2023年遊んだゲームの中で一番面白かったゲーム』です!!
ストーリーは魔法がある世界、ヴァリスゼアを舞台にロザリア王国の国王の長男として育つ主人公"クライヴ"の視点で物語は始まっていく。
国王の長男であるクライヴはある『資格』が無くて、王子では無かった。
一方で弟である"ジョシュア"はその資格である
『召喚獣フェニックス』の力を持った"ドミナント"でロザリア王国を引き継ぐ次期王子であった。
クライヴはドミナントになれなかったが、そんな弟を寧ろ支え、守るナイトとして青年期を奮闘していく。
しかし、ある夜に敵から奇襲を受けて、ロザリア王国は一気に壊滅へと追い込まれてしまう。
ジョシュアは『召喚獣フェニックス』の力で襲って来た敵に対抗するも、"謎の召喚獣"によって強力な一撃を喰らい、クライヴの目の前で殺されてしまう……。
襲って来た敵国に捕まり、奴隷兵"ベアラー"となって成熟したクライヴは、弟を殺した謎の召喚獣を探し、復讐のために戦地へと向かっていく……。
いやぁ〜〜〜!重いね!ストーリー激重ッ!!
1個前のコーヒートークとの落差に、思わず記事を書きながらも笑ってしまうw
まぁストーリーは重たいスタートなんですが、物語全体を通して見れば、分岐要素も無いので一本道な王道ファンタジーでしたね。
というか、だからこそなんだけど、
FFが初めてな私にはすっごく楽しめたんですよ!!
さすがはPS5といった感じでグラフィックは細かい所まで本当に綺麗だし、戦闘アクションや操作性も爽快感があって、メチャクチャ面白かった!
壮大なストーリーは勿論面白かったのですが、
中でも1番魅力的だったのが、やっぱり本作を代表すると言ってもいい……
『召喚獣合戦だッ!!』
FFシリーズを代表する、大ボスエネミーの召喚獣。
本作ではそのお馴染みの召喚獣に変身する特殊な人『ドミナント同士』、『召喚獣同士』のバトルが本当に熱い!!
ドミナントは各国にそれぞれ居て、言ってみればその国にとってのとっておきの切り札なんですよ。
普段は人と同じ姿で魔法もバリバリ扱えて、
そして召喚獣といった"神"の如き姿へと変貌できる。
それが国同士の戦争の際には地形を変えるぐらい衝突し合うし、時にはドミナントが抑止力になって停戦してたり、でもってやっぱりいざ戦いとなった時にはめちゃくちゃ激しくぶつかり合う!!
特撮映画のゴジラ対〇〇を見てるかのように、
ド迫力の大怪獣映画を操作している!!
遊んだ人はきっと、全員そう感じたんじゃないかなと思います。
中でも召喚獣"イフリート" VS 召喚獣"バハムート" 戦は見ているだけでも、実際に操作して戦う面においても最高に面白かった……!
また、本作では主人公クライヴ以外にも魅力的なキャラクターが多くて、ストーリー本編やサブクエストを通じ、様々なキャラクター達と出逢って、クライヴは色々な事を体験していきます。
ヴァリスゼアの各地では、奴隷兵であるベアラーは人としての扱いを受けられず、ただただ消費されるエネルギー源の様な酷いを受けており、シドはそんな世界を変えるために奮闘していた。
やがてクライヴは
"復讐のためだけに生きてきた人生"から、
シドの掲げる"理想の世界"を共に目指していく。
もうね、キャラクター達が本当に良いんだ……。
中でも本作のヒロインである"ジル"が本当に美人で、
めちゃくちゃ良かったです。
ジルもジルで色々あって、ネタバレだから話せないんだけど、ただ美人なだけではなく戦闘も強いんです。
お嬢様の様な見た目をしているけど、芯が真っ直ぐなタイプで、クライヴ達が掲げる理想を一緒に目指して手伝ってくれます。
クライヴが復讐に生きていた様に、ジルもまた復讐を抱きながら生きている。
そんな近い心境に居たからこそ、クライヴの事を誰よりも近くで理解しようとしてくれるし、クライヴが葛藤や苦難を抱えている時には支えてくれる。
いや、こんなん絶対、好きになるじゃん!!
チャンカワイが「惚れてまうやろーッ!!」と何度も頭の中で叫んでいましたが、肝心な主人公クライヴは鈍感というか、復讐しか頭にない復讐バカというかで、この2人の関係や進展もまた、本作の遊んでいて楽しかったポイントでしたね。
勿論、愛犬(狼)のトルガルも主人公であるクライヴと様々な窮地を共に乗り越えて成長していきます。
クライヴの成長に合わせて仲間達もそれぞれで成長しており、物語は大きく展開していくので、
『召喚獣合戦という、激しいバトルシーン』
『魅力的なキャラ達による、2転3転するストーリー』
この2つの大きな要素についつい時間も忘れて、無我夢中で遊んでいました。
本作の感想をまとめると、
先にも言ったように、『2023年遊んだゲームの中でも一番面白かったゲーム』であり、
私にとって、『初めてのファイナルファンタジーが本作である16』で本当に良かったな……。
これに尽きると思います。
スマブラではクラウドを愛用している私ですが、
FF7のリメイクは体験版のみで満足していたため、
ちゃんと本編を買って、クリアまで遊び尽くせたのは
FF16が初でしたね。
また、本作のラストもラスト
米津玄師『月を見ていた』が流れます。
あ〜ハイハイ。ここで米津使えばエンディングとして締め括りにはなるもんね〜。
米津玄師が嫌いという訳では全然無いのですが、
ぶっちゃけそんな安易な考えが浮かんでいたのです。
が、しかし、気付けば、自分は泣いていました。
比喩でも冗談でも無くです。
『月を見ていた』の歌詞が耳から流れ込んで来ると、
仕事を終えて眠るまでの毎日の数時間遊んだ記憶が。
休日になれば起きてから眠るまでの間遊んだ記憶が。
そうして1ヶ月近くかけて、ようやくクリアした時、
それまで没頭していた熱量と数々の記憶が一気に波となって、涙腺を刺激しました。
何かを求めて月を見ていた
嵐に怯える私の前に
現れたのが貴方で良かった
まるで何もかもが無かったかのように
この火は消えたりしない
きっと
歌詞がさぁ!!
めっちゃクライヴを思うジル視点なのズルじゃん!!
歌詞に合わせて、月を眺めるクライヴが画面には流れており、その後ジルが涙を流すシーンに釣られて、私も思わず泣いてしまいました。
だって、これまで強かったジルを見てきたから……
そんな泣いてる姿見せられたら、そりゃこっちも釣られて泣くじゃん……
未だに思い返してちょっとウルッと来るくらいには最高のエンディングだったので、これを見てる人もこんな記事やネットの評価を見るくらいなら実際に遊んでみてね。
私と同じでこれまでFF遊んで来なかった人こそ、本作で是非とも体験してみて欲しいです!
買って後悔なんて絶対しない。最高だから。サブクエストがおつかいクエストばっかりで
クッソめんどくさいってのは激しく同意します
どうなってんだ吉田
ちなみに、これはもう私個人の話なのですが、
クライヴの日本語版担当の声優内田夕夜さんを
アニメ『SOUL EATER』の"シュタイン博士"から
好きで慕っていたので、クライヴ役を演じると発表されてからは、より一層発売が楽しみでした。
最近だと
サンフランシスコでハッカーになれる
『WATCH DOGS 2』の主人公"マーカス"
近未来のアンドロイドの物語を描いた
『デトロイトビカムヒューマン』の"マーカス"
アニメや吹き替えでも御活躍されており、
『華麗なるギャッツビー』や、MCUの『デアデビル』
も演じられているので、ひょっとしたら何処かで聞いた事あるかも?
おっとりめでよく通る低めなダンディボイスなんだけど、寡黙な感じのキャラから逆に冗談めいてふざけたキャラまで演技の幅が広く、本作のクライヴのような芯のある熱いキャラにも合ってて凄く良かったです!
また、ヒロイン役ジルの日本語版担当声優は潘めぐみさん。
リトルウィッチ・アカデミアの主人公"アッコ"から知っており、昨今では『推しの子』の"有馬かな"役としても有名な、引くて数多な声優さん。
だからどっちかっていうと、アッコみたいな天真爛漫な声の印象が強かったんですが、本作のジルのクールで大人な美人といったイメージにピッタリな演技で、改めて声優さんってすげぇ〜!となってましたね笑
・ARMORED CORE VI
FIRES OF RUBICON
8月25日発売
PS5で遊びました
身体は闘争を求める
そんな"ネットミーム"が話題なゲームシリーズ
『アーマード・コア』
今やその名を全世界中に轟かせ、ゲーム界隈では知らない者もいないFROMSOFTWARE社(以降フロム)が手掛けていたゲームで、一言で言うなら"ロボットアクション"。
しかし、そこは流石のフロムといったところで、普通のロボットアクションゲームでは無く、
"指の数が足りなくなる程の超絶的な操作性"が求められるゲームと称されています。
そうした圧倒的な難易度と当時からハイクオリティな作品性でコアなファンが多く居て、
1997年から2013年までの16年間で
24作品(内5作品がモバイル版)が
発売されていました。
16年続くゲームシリーズってだけでもかなりですが、
24作品も出てたって、メッチャ作ってるじゃん!と
驚きましたね。
そして何よりも驚きなのが……
"そこから今年までの約10年間、新作が出なかった"
そりゃ、そういうネタとしてネットミーム化されるのもわかる気がします。
シリーズ通してのファン達は、待ち焦がれていたわけですから。
因みに私は本作である6のみしか遊んでいません。
前作シリーズからどのように新しくなったかとか比較こそ出来ないですが、本作6はナンバリングタイトルではあるものも、旧作とストーリー間での繋がりが無い完全新作。
そのため、本作が初めてのアーマード・コア!という私には充分楽しめました。
新時代のエネルギー資源"コーラル"
未知の開発惑星"ルビコン"で発見されたコーラルは
人類社会に飛躍的発展をもたらすとされた。
しかしある時、コーラルは大災害"アイビスの火"を
引き起こし、周辺惑星ごと燃やし尽くした被害から
封鎖惑星として管理される。
封鎖されても尚、コーラルを求めて資源の奪い合いを
繰り広げる、星外企業達。
そんな企業達から惑星ルビコンを守り抜こうとする
現地勢力、ルビコン解放戦線。
ルビコンを封鎖惑星として管理し、企業の手を退けて
排除しようとする、惑星封鎖機構。
主人公であるプレイヤーは、このどれにも属さない
独立傭兵"621"となり、"ハンドラー・ウォルター"の
指示の元、様々な任務をこなしていく……。
いやあ〜〜〜!メッチャ面白かった!
ロボットアクションゲームをほぼ全く遊んで来なかった私には、超絶的な操作性とかムリムリw と思っていましたが、実際に遊んでみると操作自体は分かり易く単純な方でした。
が、しかし、そこはフロムゲー。
操作に慣れたからといって決して単純なゲームといった事は無く、ミッションの数多くのポイントで難所が散りばめられ、歯応えのある多くのボスがプレイヤーを待ち受けて苦めます。
フロムゲーといえば、言わずと知れた『死にゲー』を思い浮かべると思います。
2009年に発売した『Demon's Souls』から継承されて来た『死にゲー』の数々達。
2011年には、『Demon's Souls』の独自のオンライン要素を取り入れた、完全新作『DARK SOULS』
2014年には、その待望の続編となる
『DARK SOULS Ⅱ』
2015年には、ホラー要素と軽快さを増した新作
『Bloodborne』
2016年には、シリーズ完結作となる
『DARK SOULS Ⅲ』
2019年には、新たなアクション性を見出した
『隻狼ーshadows die twiceー』
2022年には、フロム初オープンワールドとなる
『ELDENLING』
こうして見ると、アーマード・コアの新作が出なかったとはいえ、その10年は色濃い作品達が世に出ており、
フロムが"コアなファン向けのロボットアクションゲーム"を作る会社から
"死にゲーメーカー"として舵を切り、アクションゲームの最前線に立って、全世界に名を響かせていく様が寧ろ清々しい……。
そんなフロム産死にゲーの最大の魅力といえば、
"数々の強大なボス達との戦い"が思い返されるでしょう。
圧倒的な強さの前に何度も心を折られ、
何度も見て来た YOU DIED
そうして悪戦苦闘しながら何度も何度も死に、ボスの動きを徐々に理解して着実に成長していく。
『死ねば死ぬ程、プレイヤーである自身の成長を体感できる』
『そして、ようやくボスを倒せた時の達成感』
そうした魅力的な要素もまた、本作にもちゃんと取り込まれていて、
強敵として立ち塞がるボスに合わせて、武器やパーツを組み替える"アセンブル"は、歴代死にゲーでの"武器や防具といった装備切り替え"、"自由度の高いステータスのスキル振り"を思わせ、
一定値を超えてダメージを喰らいすぎると怯んで動けなくなってしまう"スタッガーシステム"は、隻狼の"体幹システム"を思わせたりと、
これまでフロムの死にゲーを遊んで来たファンにとっても嬉しい
『死にゲー達から継承して来たアクション要素』
これをしっかりと感じさせてくれたのが、本当に凄かった点でしたね……!
アーマード・コア6っていうかフロムゲーの感想になっちゃったけど……
本作の感想をまとめると、
『新たなフロムゲームの魅力を見せてくれた1作』
『それは私の知らなかった"フロムのもう1つの顔"』
『これまでとは異なる"別側面"を見せつつも、今までの死にゲー達から受け継いで来た進化』
本作6に含まれるこういった要素が
『歴代のアーマード・コアを遊んで来たシリーズのファン』は勿論の事ながら
『アーマード・コアは今作が初めて!』といったファン達もまた喜ばせてくれたのが、とっても良かった!
ちなみに、本作アーマード・コア6は最初にも書いたように8月25日に発売されたのですが、
このちょうど1年半前である2022年2月25日にはエルデンリングが発売されており、
2023年2月28日、フロム公式からエルデンリングのDLC『SHADOW of the ELDTREE』を開発中である事が発表されました。
いや、あのさあ!
嬉しいけど、開発スパン早すぎんだよ!
ホント、フロムの開発スパンには毎度毎度驚かされてしまいますよね……。
私はBloodborneからフロムを知り、以来過去作から新作まで遊んで来ましたが、改めて見てみるとアーマード・コア作品はPS4では1作も出てないんですよね。
新作が余りにも出なかったため、ファンの間では
『新作を出そうとするとPS4では機体限界なんじゃないか?』
『だからプレステの最新機が出ないとアーマード・コアの新作も出ないんじゃないか?』
そんな考察というか予想が飛び交っており、まさかの的中だったのには、思わず笑ってしまいましたねw
また、本作では多数の登場人物達が登場し、プレイヤーである主人公621と絡んでいくのですが、そんな魅力的なキャラを演じた声優さん達がとにかく豪華!
しかも、ご自身のYoutubeチャンネルで、実際に本作アーマード・コア6を遊ぶ実況プレイなんかも上げられています。
戦友として共に戦ったラスティ役の加瀬康之さんや、主人公達をサポートするオールマインド役の潘めぐみさん(ここでも出てくる潘めぐみ)が遊んでいますね。
自分が苦戦したポイントで同じように声優さん達が苦しむ姿は、きっと楽しめると思います笑。
・リバース:1999
ここに来て、まさかのソシャゲ。
10月26日より日本版が配信開始。
私はiPhone14で遊んでいます。
雨が来る。
X(旧Twitter)や至る所で広告として宣伝されていたので、「あっ、見た事あるな」という方は多いと思います。
配信開始からまだ2ヶ月ちょいではあるものも、めちゃくちゃ面白い!と公言できるものを、本作は持っています。
ストーリーをざっくり説明すると、
魔法のような特殊な力"神秘術(アルカナム)"がある世界。
そんな世界で迎えた1999年最後の日、地上から天に向かって逆向きに降る雨『ストーム』が発生。
やがて、その雨に飲まれた世界は時代が逆行し、過去へと遡ってしまった。
唯一、『ストーム』の影響を受けない主人公"ヴェルティ"は時を司る物"タイムキーパー"として、逆行する時代の中で優れた"神秘学者(アルカニスト)"と出会い、『ストーム』の謎や、敵対する組織"マヌス・ヴェンデッタ"と戦いを繰り広げていく……。
いやぁ〜〜〜!めっちゃ雰囲気が最高じゃん!
クラシックのような落ち着いた音色から、不穏さを感じさせるようなピアノメロディ。
戦闘では一点、カッコ良さとオシャレ感満載なジャズ風のBGMで、とにかく雰囲気は最高に良い…!
キャラクター達も魅力的で、ストーリーはほぼフルボイス。
豪華な声優陣が演じるキャラクター達はどれも魅力満載で、Live2D対応なのでヌルヌル動きます。
また本作のゲームシステムはターン性バトルを主軸としたゲームとなっており、自軍のターン→敵のターン→自軍のターン→…… を繰り返して敵を全て倒したり、目標を達成できればクエストクリア。
星2から星6までのレアリティが異なる多数の登場キャラクター達をガチャで獲得し、資源やアイテムを用いて獲得したキャラを育成。
そうして育てたキャラ達で攻略を目指していくといった、割と良くあるタイプのソシャゲです。
ゲームの大きなアクションシステムは画像の通りで、感覚としてはFGOの通常攻撃カードを無くして、全部のカードがスキルを含むカードになった感じと言えば伝わり易いかも。
難しく悩む事もなく、直感的にカードを使ったり組み合わせたりしながら敵を倒して、ちょっと敵が強く感じてきたら相性の良いキャラを育てることでサクサクと攻略できるので、詰まるポイントも少なく快適に遊べています。
っていうかこのゲーム!!
キャラが全部魅力的なのズルいんですけどッ!!
昨今のソシャゲだと登場する個性豊かなキャラクター達は、少年幼女から大人な美男美女まで取り揃えているのがごく当たり前のようですが、このゲームはちょっとかなり良い意味でズレてます笑。
ドドドッと一気に大量投下してしまいましたが、こんな感じで"人外キャラ"が多数登場し、人外ファンにとっては嬉しいサービス満載っぷり。
"新たなフェチの領域を拡大してやるぞ!"とでも言わんばかりのクセの強いキャラクターの多さに、思わず心を惹かれてしまうこともあるでしょう。
勿論、スタイル抜群のお姉さんキャラから可愛い少女も、ショタ感のある青年からイケイケなお兄さんまで取り揃えているのがこのゲーム。
多数の魅力的なキャラ達から、思わずきっと好きになってしまうキャラも多いはず!
本作の感想をまとめると、
『レトロパンクでオシャレで幻想的な世界観』
『人外キャラなどクセの強い魅力的なキャラクター』
『シンプルかつ奥深い、スキルカードアクション』
これらの要素をとても丁寧に取り入れていて、遊びながらも思わず感心してしまう程でした。
……あっ、そうそう。
肝心なストーリーについて、話してなかったですね。
現在4章まで日本版ではストーリーが配信されていますが……
メッッッチャ、激重でしたッ(瀕死)!!!!
特に2章と3章!!手加減しろって!!
アークナイツみたいなストーリーの重さって言うとちょっと違くて、
また違ったベクトルでストーリーがツラい!
しかも、アークナイツとは違ってフルボイス!!
トドメと言わんばかりに流れるアニメーションは、もはや暴力だよ!!
ハア……ハア……
まあ、だからこそストーリーは余計ツラく感じ、胸を痛める場面が多かったですね……。
是非ともヘッドフォンをして、雨音を聴きながら遊んでみると、より臨場感高く遊べると思います。
是非とも魅力的なキャラに惹かれた方は、このゲームを始めてみて下さい!
まだリリース開始から2ヶ月弱なので、今から始めても直ぐに追い付いて、今後のアップデートを共に楽しめるようになると思います!
・ファミレスを享受せよ
11月15日発売。
Switchで遊びました。
ああ……めっちゃ良かった……
クリア後、そんな余韻に浸らせてくれる本作。
まずは目を引いたのが本作のタイトル
『ファミレスを享受せよ』
ふとネットで見かけてから、どんなゲームなんだろうと気になっていたところ、11月15日YoutubeのNintendo公式チャンネル『Indie World』で紹介&本日配信となり、即ダウンロードして遊びました。
ストーリーは、試験勉強に打ち込んでいた主人公。
ふと外を眺めると、美しい満月が映ります。
『そうだ。こんな満月の日にはファミレスに行こう』
主人公は気分転換にと、家を出ます。
こんな『そうだ、京都行こう』みたいにファミレス行こうとは私は思ったこと無いけど笑
なんか良い台詞だなって感じますよね。
勉強の息抜きとして夜の街を歩き、主人公が辿り着いたのは独特なロゴが目立つファミレス"ムーンパレス"。
席に着き、注文を頼んで料理を待ちますが、待っても待っても一向に頼んだ物は来ません。
それどころか、自分が居たはずのファミレスとは微妙に異なった場所に周囲が変化しており、店員はいつの間にか消えて居なくなっていました。
自分が入って来たと思われる入り口は完全に閉じられており、主人公と数人の客達がムーンパレスに閉じ込められた状態に。
謎の空間であるムーンパレス。
他の客と会話をしながら、徐々に明らかになるムーンパレスの過去と謎を元に、脱出を目指していく……。
本作は所謂、ポイントクリック型の脱出ゲームですが、暗号仕掛けの扉の謎解き要素とか、アイテムを組み合わせて鍵を使う〜みたいな、よくある脱出ゲームとかの要素は全くありません。
ただ、他の客と会話する。
それだけなんですよね。
他の客と会話して、"話題"を手に入れる。
その手に入れた話題で別の客と会話して、更に新たな話題を得ていく。
これってシンプルだけど、本作の魅力的なポイントで
脱出ゲーム特有のアイテムを探して→見つけて→拾って→要所要所で使う、のではなく
手持ちアイテムの代わりに、"話題"そのものが手持ちに増えていく。
そうすることで
過去から今まで、このムーンパレスでどんな事があったのか。
脱出手段は本当に無いのか?
ゆったりとではありますが、少しずつ他の客達の事が分かってきたり、徐々に進んでいく物語がとても良かったですね。
本作の感想をまとめると
深夜のファミレス。満月。綺麗で何処か淋しい雰囲気。
特徴的な客達との新鮮な会話。
そして大きなテーマとしてある"永遠"。
それらが、優しい独特なタッチで描かれる世界観を不思議で魅力的な物にしていて
『ピアノと電子調でガラッと変わる落ち着いたBGM』
『"キャラとの会話"、そのものが"脱出の鍵"となるシステム』
これらの要素が更に本作の魅力を引き上げていて、とても良い雰囲気になっているなぁと遊びながら感じていました。
2〜3時間ほどで遊べて、エンディングは大きく2種類。
細かいの足しても3種類。
ミニゲーム要素として、某ファミレスを思わせる間違い探しがあるのですが、これが超鬼畜!!
是非とも、月が綺麗な夜に遊んでみてね。
・まとめ
くぅ疲。
という事で、振り返ってみた2023年遊んだゲーム達。
いやぁ、ホントはもっと遊びたいゲームがあったんですよ!
クライマキナとか、スパイダーマン2とか、サムライレムナントとかね。
現実は憎たらしいほど忙しい。
まぁでも、こうして振り返ってみて改めて遊んできたゲーム達の魅力に気付けたのは大きかったですね。
コイツ、ストーリー重いゲームばっか遊んでんなとかね笑
願わくば、この記事を見た誰かの遊ぶきっかけや参考になったりしたら嬉しいなぁなんて思います。
んじゃ、このままダラダラ感想書くのもあれなんで終わります。
以上、終わり!!