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空海ターンアゲイン


修善寺にきている。

まずは修善寺日枝神社にお参りをした。修善寺に来るのは2度目だが、1度目の参拝は修禅寺のみだったので日枝神社は初めてである。
※地名:修「善」寺/寺名:修「禅」寺
※修禅寺を開いたのは空海さん(真言宗開祖)だが、現在修禅寺は曹洞宗である。

今日参拝して知ったが、修禅寺の鬼門にあたるのが日枝神社だそうだ。

修善寺 日枝神社
夫婦杉

杉を含め、とてもよい雰囲気である。

その後、修禅寺へ参拝。本堂内で読経をしようと思い、 靴を脱いで扉を開けようとしたが開かなかったので諦めた。(靴を脱いでお上がりください。の文言ありだが開かずの間だった。)

弘法大師像前でご宝号(南無大師遍照金剛)を上げ、修禅寺を後にする。

弘法大師像

昼食を食べ、少し観光をし、修禅寺奥の院へ向かった。ネット情報で奥の院があることを知り、画像を見て一目で気に入ったのである。

修禅寺は平日にもかかわらず沢山の人で溢れていたが、打って変わって奥の院は貸切である。

まずは本堂へお参り。鐘をつき、読経することにした。懺悔文(さんげもん)、開経偈(かいきょうげ)、般若心経、回向文(えこうもん)を上げた。

本堂へ続く道
馳籠の窟(かりごめのいわや)への階段

そして楽しみにしていた馳籠の窟へ。歴史感じる階段の雰囲気にワクワクが止まらない。この階段を上ると、阿吽の滝と呼ばれる滝がある。滝の横には降魔壇(ごうまだん)と呼ばれる修行石がある。18歳の頃の弘法大師が修行していたとされる場だ。

阿吽の滝。中央の像は空海さん

修行の場として選んだはいいが、天魔地妖が多く修行の妨げとなったため、術により魔衆を窟に閉じ込めたと由来にあった。その後仏法が広まり国土が治ったそうだ。

奥之院護摩堂跡(降魔壇)

非常に満足な気持ちになり、後にした。

その後本日の宿、柳生の庄へ。料理目当てで選んだが“しつらえ”が非常に気に入った。(語りたい素晴らしさがたくさんあるが、今回は控える)

そういえば、奥の院には「朝6時から誰でも勤行に参加できる」と書かれていた。朝の勤行・・久しく体験できていない。昨年5月の川崎大師が最後だろうか。宿から奥の院までは車で10分もかからない。こんな機会は中々ないので、参加を決意。万が一やっていないと悲しいので、仲居さんに確認をしてもらうことに。

食事後にマッサージを頼んであったのだが、仲居さん曰く「この後のマッサージに来るスタッフが寺の関係者なので、行くのであれば行くことを伝えてほしい」と。こんな偶然あるのか・・久々に寺ターンがきている!!!!!と興奮した。

いざマッサージ屋さんが来てその旨を伝えると、奥の院ではなく修禅寺のことであった。「修禅寺では火曜に坐禅会があり、現在一見さんは参加できないが、紹介なら参加できる。明日は私も行くので一緒に行きますか?」とのこと。聞けば何と、修禅寺での坐禅歴30年の大ベテランだった。

ということで、朝6時から奥の院の朝勤行、その後修禅寺での坐禅が決定した。←イマココ

久々の修行三昧である。

とは言え、私は曹洞宗寺院での坐禅経験はなく(臨済宗のみ)、どんな違いがあるのか?不思議な縁が運んできたものが何をもたらすのか?楽しみである。

これで本記事を締めくくろうかと思ったが、実は1番興奮したことをまだ書いていない。

マッサージが終わった後、修禅寺奥の院について再度調べていた。非常に気になる記事に出会えた。

かいつまんで引用する。

仏教は人のいる場所に進出する。善無畏三蔵や空海の伝説は、縄文以来の地神信仰が仏教などにより王化される過程で発生した伝承であろう。

降魔壇の周りにある石像は観音像のようなものもあるが、多くは神像のようにも見られる。全て女神像であることが特徴だ。
 私はこれを見ていて、ここに弘法大師への信仰と共に、大師や仏教により封じ込められた地神への信仰を色濃く感じた。

 説明板にあった“天魔地妖”とは、仏法にとっての天魔地妖であり、本来は古くからこの谷で信じられてきた地神であったのだろう。
 “魔衆は窟に閉じ込められ、その後仏法が広まり国土が治まったと伝えられる。”とあるが、この地神(おそらく水の女神)に対する信仰はその後も永らく続いたのであろう。

上記ブログより

胸熱展開である。さらにブログを読み進めると、なんと“メドゥーサ”のような石像もあるそうだ。(全然気づかなかった)

・空海さんが魔衆(女神)を封じ込めた→父権性社会へのスイッチに関わった??(驚愕)
・メドゥーサ→恒星アルゴル(私の冥王星にパランしている)
“冬至”に星まつりを行っている←これ今年絶対行きたい

こんな簡単な話ではないが、非常に興奮しているのである。上記ブログは(2)があり、そちらも楽しく拝読した。北条政子など、源家などに興味が深い方は特に楽しめる内容だろう。

何となく、この方の最新記事が気になり開いてみると、女神信仰にも通ずることが書かれており驚いた。
※修善寺についてのブログが書かれたのは2018年。最新記事は2025年。7年ほど経過しているにもかかわらず関連した内容を目にするのは不思議としか言いようがない。

※何度試しても件の記事のURLが貼れないので、気になる方は先に貼ったブログ記事の文末“ホームへ”ボタンより読んでみてほしい。

とにかく、明日の朝勤行へのワクワクが止まらない。4時間後には起床せねばならないのでそろそろ終わろうと思う。

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