
ぼく散歩 ~アートとうどんと瀬戸内海と~
この度、アートの祭典うたづArt Award biennale 2020に入選。
本来は2020年4月から5月ごろにかけて開催されるはずだった本展示ですがコロナ禍の影響で同年12月までずれ込むことに。
ということで香川県は宇多津町のユープラザうたづにて開催された入選者展(12月5日~13日)を見るために宇多津に赴いたのでこの記事はその記録。
JR宇多津駅
北口
JR宇多津駅は瀬戸大橋から一番近い駅ということでホームから瀬戸大橋が見えます。
もちろんマスクをon
さっそく展示会場のユープラザうたづへ。残念ながら展示会場は撮影禁止ということで外観だけ。(運営さん、そりゃ悪手だよ・・・)
展示会場 ユープラザうたづ
展示の感想としては、世にいうビエンナーレやトリエンナーレと比べると出品作品や出品作家の傾向から考えて現状は現代アートの祭典というよりはまだ県美展としての色合いが強いかなー、という印象。その一方で海外の作家も多く出品していたりとこれから発展させていこうという意図が感じられたので今後に期待。
このまま帰るのもなんなので「密」を避けつつ宇多津の町を歩くことに。
善意だね
うどん屋をはしご
※さて、本編はここからです。
四国水族館・・・・JR宇多津駅から徒歩15分
入口
入口通ってすぐ左側、イルカの水槽
水槽を上から見るとこんな感じ。普段はショーとかやってるらしいのですが今は全面中止中。
ソーシャルディスタンスとは?
四国水族館一の大水槽
イカとはこれイカに?
これは「密」です。
天井を仰ぎ見るタイプの水槽
生き物として正解の姿だね
一番手前の岩みたいなやつが実は魚
屋外展示も充実
ふぐとぼく
二時間ほど存分に堪能しました☻
さて香川県といえば18歳未満の一時間以上のスマホ使用を禁止した「ネット・ゲーム依存症対策条例」が話題に上がりました。
自分は18歳未満ではないしネット、スマホゲームは一切やらないから関係ない、むしろ子供たちのネット、ゲーム依存を予防できるのならいいことじゃないか、とすら思っている人がいるかもしれない。だが個人の自由時間をなんの科学的エビデンスもなく制限をかけるということ自体どれだけおぞましいことか、もしあなたが本当に文化、芸術を愛する者ならばそこに目を向けないということは当然あり得ない。
そしてこの「ネット・ゲーム依存症対策条例」に対していの一番に反旗を翻したのが未成年である高校生という事実にも我々責任ある大人たちは襟を正さなくてはならない。
「うたづArt Award biennale」や「四国水族館」のような優れた文化、芸術の精神とは対極に位置するのが「ネット・ゲーム依存症対策条例」だ。
今は制限の対象となるのは「未成年」の「ネット、スマホゲーム使用」だけかもしれない。だが明日は我が身だ。対岸の火事だと思って暢気に構えていたことが次の日には自分の大事にしている領域に飛び火してくることなど歴史に例をあげれば枚挙にいとまがない。そうなってからでは遅いのだ。
そんな二律背反な問題を抱え葛藤する香川県、その文化の灯をしかと見届けてぼくは帰路に着いた。
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