検察審査会が、市に刑事告訴された前赤磐市議「不起訴不当」議決 。
赤磐市に刑事告訴され、その後、不起訴となった元市議会議員について、検察審査会が「不起訴は不当だ」と議決したことが分かった。
赤磐市教育委員会では、勤務実態のない臨時職員に賃金が払い続けられたとして、当時の教育次長が背任の罪で3年前に罰金の略式命令を受けた。
この事件をめぐり、市議会の元議員が職員に威圧的な言動で臨時職員の雇用を求めたとして、赤磐市は刑事告訴しましたが、検察が嫌疑不十分で去年不起訴にしたため、それを不服として検察審査会に申し立てていました。
赤磐市によりますと、岡山検察審査会は元議員について「威圧的な言動による影響力を利用し、職員が断れない状況を認識したうえで、不要な任用を指示していたと考えるのが自然である」などとして「不起訴は不当だ」と議決し、12日市に通知した。
不起訴不当の議決を受け、検察側は再捜査を行い起訴するかどうか改めて判断することになる。
赤磐市の友実武則市長は「この結果は当市の主張が認められたものだと思います。検察に判断を委ねます」とコメントした。