【プロレス初心者向け】G1の楽しみ方 星取りの妙編
夏より熱いG1、楽しんでますか!?
連日熱い闘いが繰り広げられている、新日本プロレスの「G1 CLIMAX 31」ですが、本日10月6日の時点で各選手は公式戦9試合のうち5試合が終わった状態です。
※内藤選手が欠場となり、対ザック選手戦以外不戦敗のAブロックは、ザック選手以外は見た目上6試合終わった状態となります。
1カ月に渡る長くて熱いシリーズも中盤~終盤に差し掛かりました。そうなると
「各ブロックを一位で通過し、決勝戦に進出する選手は誰になるか」
が次第に絞られて来ます。
そして、これから重要になってくるのが勝ち星の多さに加えて
「誰が誰に勝ったか」
になります。以前の記事で説明したG1の規定、覚えていますでしょうか?
・公式戦の勝ち点は、勝ちが2点、負けは0点、引き分けは1点。
・勝ち点が同点になる場合は、直接対決での勝者が決勝戦に進出
今回の話のカギを握るのは、上記の内下の方の規定です。
ここでは、昨年のG1におけるBブロックのケースを参考にご説明したいと思います。
※煩雑さを避けるため、以下選手名の敬称略
G1 CLIMAX 30 Bブロックの場合
G1 CLIMAX 30(昨年のG1)のBブロック、最終戦でブロック一位通過の可能性を残していたのは以下の3選手でした。
・内藤哲也(勝ち点12)→EVIL、SANADAに負け
・EVIL(勝ち点12)→内藤に勝ち
・SANADA(勝ち点10)→内藤に勝ち
そして公式戦最終日、3選手の試合の組み合わせは以下の通り。
・内藤哲也対KENTA
・EVIL対SANADA
この場合各選手が1位通過するための条件は、どうなるでしょう?
(※考えたい方はここでスクロールを一度止めてください。)
考え終わりましたか? では正解発表です。
・内藤…勝利して、EVIL対SANADAがSANADA勝利
(EVILが勝った場合、内藤・EVILが勝ち点14となるが、内藤はEVILに直接対決で負けているため一位通過ならず)
・EVIL…勝利すれば、確実に一位通過
・SANADA…内藤対KENTAがKENTA勝利かつ、EVILに勝利
(この場合3選手が勝ち点12で並ぶが、SANADAは内藤・EVILの両方に勝利している状態になるため。なお内藤が勝った場合は、SANADAは一位通過の可能性が無くなる)
G1終盤・どの試合も見逃せない!!
いかがでしょう、数学で言う「場合分け」のような論理パズルが好きな方は、より楽しく考えられたのではないでしょうか。
このように、G1が終盤に差し掛かると、勝ち星自体の多さに加えて
「決勝戦に進む可能性を残した、上位陣の選手との試合が残っているか」
「上位陣の選手との勝敗」
が、最終的な一位通過の可能性を計算するために重要になってきます。
自分の推し選手が誰に勝利するか、最後までG1から目が離せませんね!!
明日の記事では、一昨年の「G1 CLIMAX 29」から今日のケースよりもさらに複雑な一位通過選手の条件問題を出したいと思います。
やっぱり今日も、プロレス最高!!