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小倉城庭園の成人式と、連歌、かるた、風呂敷
今週の小倉城庭園は、楽しめる和のイベントが盛りだくさんで、まさに小倉城庭園らしいイベントだと言えるようなものばかりでした。その中には、小倉城庭園主催ではないイベントもありましたので、少しだけ紹介します。
200年振り?に復活した小倉城連歌の会
豊前国文化事業団さんによる「小倉城連歌の会」が開催されました。連歌をリードされたのは、行橋の今井須佐神社様で室町時代から約500年の間、一年も途絶えることなく連歌の会を続けてこられた流派の皆さんです。詳細はこちらのnote(小倉城マガジン内)でご確認ください。
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着物を着て”北九州かるた”の会
北九州古民家着付けサロン「はなきち」さんや、そのユーザーさんによる「北九州ふるさとかるた」の実践会が開催されました。「北九州ふるさとかるた」の詳細はこちら。
「北九州市ふるさとかるた」とは郷土ににぎわいを生むためには、まず市民が郷土について深く知り、伝えていくことが大切です。この「北九州市ふるさとかるた」が、未来を担う子どもたちの郷土への「愛着」「誇り」を育む一助になれば幸いです。
北九州を紹介するかるたを、和服の皆さんが元気のよい声で「はい!」と取っており、とても良い雰囲気の中で開催されました。その詳しい様子はこちらの公式ブログからご覧ください。
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豊田氏風呂敷展ギャラリートーク
小倉城庭園では風呂敷展を開催しております。今回展示している風呂敷を収集された豊田氏によるギャラリートーク「幸せを願う風呂敷の吉祥文様」も開催されました。お若い頃のお仕事術のお話から、風呂敷秘話まで、初めてお聞きする話も多くあり、大変有意義な時間でした。
風呂敷の使い方ワークショップはまだまだ続きますので、ぜひこちらの小倉城庭園イベントページからご確認ください。包めるようになると嬉しいですよ。
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小笠原流・加冠の儀
小倉城庭園は「愛称:小笠原会館」という名前が付けられていることはご存知の方も多いと思います。小倉城庭園では、小笠原流礼法の講座が行われています。その講座生たちが運営する、古式にのっとった元服式「加冠の儀」と、それを祝う弓の儀式「三々九手挟式」が開催されました。
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TNCさんに取材していただきましたので、ぜひごらんください。
小倉城庭園で小笠原流「加冠の儀」 鎌倉時代の元服式に倣う 福岡・北九州市
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7d5aa3ea0e6ea7c4f74d2c7403e40b058957da0
北九州で毎年行われている、もうひとつの特徴ある成人の儀式です。参列した親御さんたちが皆さん嬉しそうにされていたのも印象的でした。
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文化や歴史をエンターテイメントにする
それから桜を見ての呈茶席や、もちろんいつもの香道や茶道のお稽古、着付け講座なども開催されて、賑やかな小倉城庭園となりました。
本日は小倉城が登城者23万人ということで、小倉城が再建された昭和34・35年を除くと、最も多い登城者になったとのニュースもありましたが、小倉城庭園も今年度は最も多くの方々に入館していただいた年になりそうです。
管理者が変わって間もなく2年になりますが、文化や歴史を観光の文脈でエンターテイメントにする場になり始めたのかなと思っております。まだまだではありますが、多くの方に喜んでいただいていて嬉しく思っています。
ぜひ、皆様も小倉城周辺のエンターテイメントエリアへお越しください。毎日、何かのイベント要素が散りばめられていますよ。
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