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【褒め包め】 3月「Jimbochoグランプリ」小倉採点ベスト8。「加点したくなる瞬間」と、2年前の川瀬名人の言葉。


「今、神保町よしもと漫才劇場で1番面白いヤツ!」を決める、超ガチンコなネタバトル「Jimbochoグランプリ」

今月もオフィシャル審査員とダメ出し(助言)を2日間たっぷりとやってきた。神保町の漫才劇場に通い始めて、もう2年が経つ。

ネタを審査する時には、寄席の舞台がきちんと務まるか、テレビ番組にそのまま出せるか、新人賞の候補に食い込むネタか、大きな賞レースのファイナリスト候補か、このあたりを注視して採点基準にしている。

尚、オフィシャル審査員は計5名で、他の人がどのような視点・採点なのかは知らない。


オフィシャル審査員5名と客票の総計で決まった、
3月の結果がコチラ↓

MCのキンボシ曰く、楽屋に戻るなり「ウケたー!」と叫ぶほどプールは大喜びだったそう。初めてダメ出しで会った時から人柄が良く、ネタ作りの熱意と愛嬌を持ち併せている期待のコント師。爆笑と拍手笑いを浴びる姿に、私も嬉しくなった。

「素直」で「一生懸命」な子は、ぐんぐん伸びる。


そして、2022年3月「Jimbochoグランプリ」
私個人の、採点ベスト8がコチラ↓

プールと同期のコント師、軟水に、1位タイの点数を付けた。総合的に見て同点だったが、台本の出来自体は、軟水が上だった。だから、悔しかったと思う。テレビ映えする賞レース向きの良いネタだったので、大切に育ててほしい。


公演後、基本的に全組と個別に対面して、ダメ出し(助言)を行う。伸ばしてほしい強味、ネタの細かな修正点、新たに取り組んでほしい課題など、短時間で伝えていく、瞬発力・集中力のいる仕事。今回の出演者は、2日間で全49組。ダメ出しの時間は、ネタ尺の倍ほどかかるので、体力も必要になってくる。


話を戻して、


3月の小倉採点ベスト8の理由、「加点したくなる瞬間」について書き残したい。今回は厳選して上位5組に絞って。


直接本人に伝えた、忘れずに大切にほしい強味であるが、他の芸人もこの「加点したくなる瞬間」に気付いて、ぜひ真似してほしい。学ぶは、真似るから始まる。


それでは、1位の「加点したくなる瞬間」から!


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