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卒業論文の経過②(メモ)

今回更新分はBOLDで記載。

①5-6月進捗

『トム・ソーヤーの冒険』 2周目
『ハックルベリー・フィンの冒険』 2周目
『マーク・トウェインの世界』 読了
"The Adventures of Tom Sawyer" -Chapter XIII

②視点

"The Adventures of Tom Sawyer"

色の描写が多い→洞窟との対比?
山、森(草木がある場所)を中心に冒険
未開の地の開拓→米的
海賊、盗賊(金を発見することを目的とする)→米的
子どもたちの海賊・盗賊は本物ではなく遊び→これ自体は正当/不正当の議論対象にはならない
自由を求める(トムはじめ子どもたちみんながハックを羨望)→米的
インジャン・ジョー=殺人犯、裏切者 アメリカで言うと…
→Injan = Indian!ということは未開:インディアン:野蛮のイメージを描いたということ?
金貨を探し当てたトム&ハックをちやほやする親族、その他
トム&ハックが金貨を探し当てたことで「夢」は必ずあるという意識を大人が持ち始めた。そこらじゅうを掘り始めた大人は新大陸開拓と重なる
Injan Joe & Joe Harper名前が同じなのは何か意図しているのか
Joe Harper一番の友達→影を薄める

"The Adventures of Huckleberry Finn"

色の描写が多い→ニガーであるジムの役割、重要性を示唆?
川(水がある場所)を中心に移動
ポリー(束縛)から逃げる→自由への第一歩 父から逃げる→自由への第二歩 「王」・「公爵」から逃げる→自由への第三歩
何でも「危険」を伴わせようとするトム、「そうしなくちゃいけない」とよく言うトムを厄介がりながらも、旅の途中「トムだったら…」と考える→互いが互いになりたがる
「王」・「公爵」=限られた狭い社会の中で自らを有利な位置につけようという目論見 トム&ジムの求める自由を遠ざけた が、人をだますという最も不当な方法で金銭を得ようとする(American Dream追求するも至らず)他人の自由への道を妨害し、さらに不当な方法で自由を手に入れようとする(やるにしても正当な方法でないと認められない)
トムがジムを助ける理由が最後にわかる(ミス・ワトソンの遺書)
翻訳(ハック/ジムの不完全な英語)の難しさ
Huckの葛藤 良心(連れ戻せ!)vs. 内心(助け出せ!)地獄に行く
Ending:映画との比較
原作:実質外的要因による解放 一度は自分たちで助け出したという「形式」をとる 小屋からの救出シーン→Tomの性格(めんどくささ)についてこの作品で改めての言及
映画:外的要因によるJimの解放があからさま、一度も助け出せていない(むしろ捕まった) 旅をしただけ
Huckが自主的にJimを救出がいいのでは。Tomを出した理由は?
ヘミングウェイは外的要因批判というわけでない クライマックスを書かなかった ユーモアに持って行ったのはなぜ?
語り なぜ一人称? 内容と印象の変化

2作共通

自然の描写(美しさ・のびのびとした自由さ)=奴隷制や窮屈な彼らの生活との対比、強調
叔母さん(ポリー&サリー)=模範的米人の象徴、道から外れそうになるトム&ハックを連れ戻そうとする役割、「良心」
トムや特にハックを厄介がる大人たち=Easy Riderの主人公らを殺した(冷たい目で見た)旅先の人間と同じで、正当な形でAmerican Dreamを追求することを是としている(脱走や冒険は不当)
「英雄」=自由(土地・金)を手に入れし者=AD体現者
光/闇 生/死
冒険の目的が違う(自由の追求という点では同じだが、何から、とか)質も違う(冒険の方法)
冒険を求めているのかただ単に冒険になってしまっているだけなのか
人種への言及(Joe/Jim) ステレオタイプ及び当時の常識(Sam/TwainとHuckの認識)
Jim自体に奴隷制が染みついている(自分を動産として理解している)→奴隷制廃止意思を持てない社会構造
映画:ダグラス「Huckは正しい」(文明、しっかりした人) vs. 原作:奴隷制の支持 →Huckの葛藤(地獄行き)
東部/西部とSamの認識
ジャクソン島の役割

"The Old Man and the Sea"

巨大なマグロカジキ=夢
カジキを喰いちぎる鮫=夢の破壊者
老人=いくつになっても夢を捨てない米人の象徴
海=広大な土地(たくさんの財宝=魚が眠っている)

3作共通

冒険の場所(その場所は何を意味しているか) 人(冒険を見る少年) 2人との共通点は

その他

陽はまた昇る
セオドア・ドライサー『シスター・キャリー』 1900 女優成功物語 →映画『黄昏』
Chicago to NY
Fitzgeraldの別作品『夜はやさし』(森慎一郎訳)
亀井俊介『マーク・トウェインの世界』
作品の終わらせ方 
 
Huck: Which is the Original Edition →Norton 2021
 
夏:扱いたいトピックを集約、章構成を考える
3章構成がいい(1章4000字×3, Intro & Conclusion/多様なトピックではなく全体としての統一性、軸をもって 章ごとの関係性を丁寧に構築)
トピックを取り上げる→全体を抽出
全体のテーマ→個別トピックを抽出
トピック→先行研究

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