【国宝語り】二度、三度
昨日は奈良でイベントがあり、ついでと言ってはなんですが、前から再訪したいと思っていた法華寺で国宝の十一面観音菩薩立像を拝観してきました。6月のご開帳はちょうど昨日までだったのでラッキーでした。法華寺の十一面観音菩薩立像を拝観するのは三度目でしたが、三度目の昨日は観心寺の如意輪観音菩薩坐像に似ているなぁと思いました。初めて見た時も二度目もそんなことは思わなかったのですが、昨年、観心寺の如意輪観音菩薩坐像を見たので、そういう風に感じたのかもしれません。
先日、久しぶりに見た飛雲閣もそうですが、一度見たときと二度目、三度目となると感じ方が違うことが多いので、気になった国宝はもう一度見たいリストに挙げるようにしています。飛雲閣も法華寺の十一面観音菩薩立像もそのリストに挙げていたおかげで今年、タイミングよく見ることができました。一度目が一番よかったと思う時が多いのですが、二度目が印象に残ることも多いです。
ちなみに、今のところリスト入りしているのは、大法寺三重塔、西明寺三重塔、明通寺三重塔、姫路城、春日大社籠手、水神社線刻千手観音等鏡像、畠山記念館林檎花図です。国宝に指定されてからは未見の旧開智学校。建築は季節によって雰囲気が変わるので、園城寺金堂、浄瑠璃寺三重塔は紅葉や桜の季節に再訪したいです。浄土寺阿弥陀堂はなかなか難しいのかもしれませんが、西日が差し込むときに再訪したいと思っています。
東大寺、東寺、厳島神社などはリストに挙げるまでもなく、何度も訪れています。松林図屏風や舟橋蒔絵硯箱も何度も見ています。何度見てもいいものはいいですね。
※タイトルの上の画像は何度見ても素晴らしいと思う東大寺南大門
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