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【国宝語り】今年の国宝探訪を振り返って

今年新しく国宝指定の答申をされた文化財は建造物1件、美術工芸品が4件でした。それらを加えると国宝は1136件になります。それに対して、今年、初めて見た国宝は11件でした。鑑賞したことがある国宝は1023件になりました。全体の9割を超えました。国宝絵画は全て見たことになりました。
初めて見た国宝では、狩野永徳筆の「唐獅子図屏風」がよかったです。大きな唐獅子の迫力がすごかったです。

観心寺金堂

再訪したいと思っている国宝を後回しにしていると、いつまで経っても見られそうもないので、積極的に訪れるようにしました。タイトルの上の画像は12月に行った都内唯一の国宝の寺院建築、正福寺の地蔵堂です。いつ行ったか記録がないのですが、本当に久しぶりに訪れました。反った屋根や花頭窓などの禅宗様建築の特徴がよくわかります。
18年ぶりに見た観心寺の如意輪観音坐像のいかにも秘仏という雰囲気がよかったです。年に2日間しか拝観することができませんが、その日に合わせて訪れる価値は非常に大きく感じました。
20年以上近くで見ていなかった姫路城も近くで見てきました。今度は内部にも行ってみたいです。

姫路城

来年も、見ていない国宝を見つつ、もう一度見たいと思っている国宝を訪ねたいと思います。
今年もご覧いただきましてありがとうございました。良いお年をお迎えください。

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