【国宝探訪】奈良国立博物館&當麻寺
6月11、12日に奈良と京都に行ってきました。
前日は野球観戦で夜遅くなってしまったのですが、無事に早起きできました。でも、品川から名古屋までは熟睡して記憶がありません。
まず、奈良国立博物館に向かいました。
「大安寺のすべて」展に観ていない国宝が展示されていました。その国宝、東大寺の「倶舎曼荼羅」はだいぶ傷んでいて、仏様や高僧の顔はほとんどかすれてしまっていました。
隣には神護寺の国宝、いわゆる赤釈迦が展示されていましたが、こちらは保存状態がとてもいいので、差が激しすぎました。
大安寺の釈迦如来の様式と同じように描かれているのがこの2つの仏画とのことで、確かに赤い衣と足の組み方が同じでした。
赤釈迦の赤い衣の金で描かれた模様は本当に細かくて美しく、何度観ても感心してしまいます。
かつては大安寺にあった西大寺の国宝「金銅透彫舎利容器」の内部に小さな仏様がいらっしゃることも知りました。覗き込むと確かにいらっしゃいました。前にも解説を見たような気もするのですが、忘れてますし、こういう解説は何度読んでも役に立ちますね。
「大安寺のすべて」展なのに、大安寺のものは印象が薄かったのですが、なかなか見ごたえがありました。
時間があったので、奈良国立博物館の近くの東大寺へ。
観光客に混じって修学旅行生が結構いました。
でも、コロナ禍前に比べると南大門や金剛力士像の写真もあっさり撮れたし、まだまだですね。
東大寺の前からバスに乗り、西ノ京駅を目指します。
しかし、検索通りにバスを選んだのが大失敗。JR奈良駅を過ぎた辺りで渋滞に巻き込まれました。前も渋滞した気がしたんですよね。やっぱり近鉄奈良駅で降りて電車にすればよかったです。
西ノ京駅に着いた頃には雨も本降りになってきて、悩んだのですが、予定通り當麻寺に行くことにしました。當麻寺は奈良市から離れた場所にあり、なかなか行きづらいので、予定が詰まっていないときに行くしかないんですよね。
當麻寺では国宝の東西の両塔が一緒に観られる場所に行きました。離れているため、どちらの塔も一緒に観られる場所は少ないのです。西南院という子院の見晴らし台からは素晴らしい眺めが。
雨が強くなっても、見晴らし台は木陰であまり濡れずに楽しむことができました。
手前が西塔、奥が東塔です。
両方とも共通の特徴は相輪に通常は九輪と呼ばれる装飾が9つあるのですが、8つしかありません。
下の写真で見分けるポイントは二、三層目の柱です。
間に2つあるのが西塔、1つなのが東塔です。
この日は京都に泊まるため、京都まで移動して夕食は京都市役所駅近くの「おばんざい櫻川」へ。4月にも行ったので、お店の人に覚えられていました。
季節の食材として稚鮎を期待して行ったのですが、稚鮎の天ぷらがありました。あと、一度食べてとても美味しかったトウモロコシのかき揚げも。
それだけで嬉しかったのですが、メニューにはないんだけど、と鱧を勧めてもらったので、お造りにしてもらいました。
お値段は高めですけど、季節感がある一品料理を食べる機会はそうないので、一人でも気軽に行けてありがたいお店です。
宿泊は京都駅南の開業して1年くらいの「リーガグラン京都」にしました。
こちらもそうですが、バス・トイレ別のホテルが増えてきて嬉しいです。
お茶のセットもオシャレでよかったです。
長居したい部屋でしたが、そういうときに限って夜遅く、朝も早いんです。機会があればまた泊まってみたいです。
基本情報(2022.6現在)
※ ルートは私が探訪時利用したものを基本としています。
當麻寺 奈良県葛城市當麻1263(中之坊)
当麻寺駅から徒歩15分
公式サイト→當麻寺 中之坊と伽藍堂塔 -奈良県 葛城市- (taimadera.org)
當麻寺 西南院 公式ページ (taimadera-sainain.or.jp)
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