【国宝探訪】松山の旅・その2
この探訪記は2024年5月12日のもので、前回の続きです。
この日は朝から雨でした。せっかく道後温泉に泊まっているので、朝から温泉に入りました。子どもの頃は家族旅行でよく温泉に行っていたのですが、一人旅ではなかなか温泉地に泊まることもないので、久しぶりの温泉でした。やっぱり温泉はいいですね。
ホテルの朝食会場はおしゃれなカフェのような雰囲気でとてもよかったです。
壁の道後温泉マップも凝ってました。食事もとても美味しくて、ポンジュースも飲み放題でした。
石手寺まで歩いていく計画でしたが、雨なのでバスで向かいました。着くころには大雨になっていました。
石手寺は道後温泉の近くにあり、観光客にも人気のお寺のようです。八十八箇所霊場の一つでもあるのですが、この日はマイクロバスで巡っているお遍路さんに出会いました。いろいろな方法で巡るんですね。
石手寺には国宝の二王門があります。国宝の門はいくつかありますが、数ある門の中でどうしてこの門が国宝に指定されているのか見てもよくわからないことが多いです。石手寺の二王門もこれより大きな門はあるような気がしますし、他の門より古いのか、その辺りはよくわかりませんが、視界に入った時、端正な造りだなと思いました。
建物が密集しているので、撮影するのは難しく、しかも大雨で、見るのも難しかったです。
道後温泉に戻り、温泉街をブラブラしました。大雨の時はアーケードがあると助かりますね。道後温泉本館も外観だけ見てきました。
お土産屋もたくさんありましたが、雨だと持って帰るのが大変という気持ちがあって、結局ほとんど買いませんでした。道後温泉駅ではからくり時計と坊ちゃん列車がちょうど動いていたのですが、どちらも小さめでそれほどでもありませんでした。
道後温泉駅の旧駅舎はスターバックスになっていて、ひと休み。レトロで素敵な雰囲気でした。
帰りは飛行機ではなく、船で広島に行ってから新幹線の予定だったので、路面電車を乗り継ぎ、松山観光港に向かいました。乗り継ぎの電停で、また坊ちゃん列車に遭遇しました。遊園地にあるような小さな列車が街中を走っているのはなかなかインパクトがありました。
路面電車の次には、電車とバスを乗り継ぎ、ようやく港に着きました。途中、港山駅では近くに港山城址があったのですが、今は単なる小さな山にしか見えないんですよね。
港の売店でもお土産を買おうと思っていたのですが、規模が小さく、たいしたものが売っていませんでした。これだったら、道後温泉でもう少し買えばよかったと後悔しましたが、ここまで来るのに乗った電車等の床がかなり濡れていて、荷物を床に置くことができなかったので、あの荷物の量でよかったのかもと思うことにしました。
広島に向かうフェリーはシーパセオでした。
一度呉から乗ったことがあるのですが、見た目がカッコよくて、いろいろな席があって、とても気に入ったので、今度は松山から乗って、瀬戸内海を縦断したいと思っていたんです。
あいにくの天気だったため、瀬戸内海らしい景色はあまり見られませんでしたが、音戸の瀬戸を通って呉の港に入るところなどは楽しめました。
広島も大雨だったので、移動が大変でしたが、夕食のお弁当と大好きな「川通り餅」だけ忘れずに買って新幹線に乗り込みました。
2日目は大雨で松山城には行けず、道後温泉の中で過ごすことになってしまいました。メインのお寺に1日目に行っておいてよかったです。
初めての四国はあいにくの天気でしたが、無事に国宝探訪をして、下灘駅で夕焼けを見ることができて、念願のシーパセオで瀬戸内海を縦断できたので、満足です。泊まったホテルがとてもよかったので、今度は友人とのんびり道後温泉だけに行くというのもいいかなと思いました。
基本情報(2024.5現在)
※ ルートは私が探訪時利用したものを基本としています。
石手寺 愛媛県松山市石手2-9-21
道後温泉駅から伊予鉄バス「石手寺」下車すぐ
公式サイト→【石手寺公式サイト】子宝と健康の祈願が叶う愛媛県松山市のお寺 (nehan.net)