卒業時、子どもたちに贈りたい曲5選
卒業式を終えた後教室に戻って、最後のホームルーム。
担任からの最後の言葉だったり、子どもたちのスピーチだったり、写真撮影だったりがありますよね。
その中でもなんとなく憧れていたのが「卒業ムービー」でした。
子どもたちと学校生活を振り返る時間
こんにちは、元国語教員、現ライターの国語の庭です。
「卒業ムービー」っていうのは、クラスの生徒たちの在学中の写真をまとめた動画やスライドショーみたいな感じのものです。
非常勤講師をしていた時に、最後のホームルームの見学をさせていただく機会があって、そこである先生が流していたのが「卒業ムービー」でした。
音楽に乗せて凝った編集をされていて、クラスの子たちはもちろん後ろで見ている保護者の方々も食い入るように見つめていて。
すてきな贈り物だな、と思っていました。
で、いつかこんなムービーを作って子どもたちを送り出せたらな、って憧れるようになりました。
現役教員時代、残念ながら私自身がムービーを制作することはなかったのですが、(時間に余裕がなかったり学年で制限があったりして断念しました…)作るとしたらこんな音楽に乗せて流したいな…と密かに思っていた曲たちを挙げていきたいと思います。
やさしさに包まれたなら/荒井由実
ジブリ映画「魔女の宅急便」のエンディングテーマです。
「魔女の宅急便」自体は1989年に発表された映画。
今の子どもたちが生まれるよりずっと前の映画なのですが、そこはさすがジブリ作品と言いましょうか、認知度がかなり高くて、この曲も有名な曲です。
曲自体は卒業って感じではないのですが、「魔女の宅急便」のエンディング、という点でチョイスしました。
主人公、魔女見習いのキキが困難やスランプを乗り越えて明るい未来に進んでいくストーリー。
卒業や新たな旅立ちとリンクするかな、と思います。
キャッチ―で明るめな曲ですし、子どもだけでなく保護者の方からの認知度も高いという点でもいい曲だなと思います。
GREEN DAYS/槇原敬之
2007年発表の楽曲で、テレビドラマ「牛に願いを Love&Farm」の主題歌でした。
ドラマ自体が農業大学の学生たちに焦点を当てた青春物語で、歌詞の中にも「青春」という単語が出てきます。
「GREEN」っていうところからも若者って感じのさわやかな曲です。
「世の中にはわからないことも多いけど、本当のことを探しながら進んでいこう」というメッセージ性もあって、新しい旅立ちにぴったりだなと思います。
ただ、覚せい剤関係の事件があったので、採用としては△な気もします…が、曲自体はとってもすてきなので入れてみました。
STAR TRAIN/Perfume
2015年発表の楽曲です。
Perrfume自身初のドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』の主題歌にもなっています。
壮大な曲調で、映画の主題歌にぴったりな楽曲でした。
Perfumeは下積みが長いことで有名です。
なかなか報われない、けど見てくれる人はきっといるし、歩んできたから今があって、これからも続いていく。
いつだって今がスタートラインだよ、というメッセージ性は、子どもたちが過ごしてきた学校生活に重なる部分も多いのではないかなと思います。
帰り道/OAU
2019年発表、テレビドラマ「きのう何食べた?」の オープニングテーマです。
穏やかでノスタルジックな曲調で、まったりしんみりする曲です。
学校生活というよりは、家庭の方に焦点を当てた曲かなと思います。
毎日「ただいま」って言えて、「おかえり」って言ってもらえる環境のありがたみというか、帰る場所があるんだよ、っていう感じの曲です。
卒業後に親元を離れる子が多かったら、この曲をチョイスしたいなと思います。
星影のエール/GReeeeN
2020年 6月24日 に発売された曲です。
NHK 連続テレビ小説 『 エール 』の主題歌にもなっていました。
「愛する人」とか「親愛なる友」といった歌詞が出てくるので、青春と結びつきやすいかなと思います。
「エール」というタイトルも、これからも見守っているからね、応援しているからね、っていうメッセージ性が感じ取れていいなと思って選曲しました。
ということで、卒業時に贈りたい曲5選でした。
やさしさに包まれたなら/荒井由実
GREEN DAYS/槇原敬之
STAR TRAIN/Perfume
帰り道/OAU
星影のエール/GReeeeN