教員時代の年間休日、数えてみました
本棚を整理していたら、教員時代のスケジュール帳を発見。
懐かしいなーとパラパラめくると、ほとんど仕事の記録ばかり。
つい、フフッと笑ってしまいました。
そこで気になったのが、
「この年、実際何日休めていたの?」
ということ。
せっかく記録が残っているので、振り返ってみようと思います。
(ちょっとコワイ…)
ちなみに…
よく「ホワイト企業」と言われるのは、年間休日120日以上みたいですね。
100日を切ると、危ないのだとか。
(振り返るの怖くなってきたなぁ…)
当時のお仕事具合
簡単に、このころの立場とか業務内容を。
20××年のスケジュールです。
公立の高等学校○年目。
国語科。
担任。
運動部の第二顧問。
校務分掌は、教務部、生徒指導部、進路指導部。
その他、科内や学年内の細かい仕事や地域に出る仕事など。
結論
先に結論から。
この年の年間休日は、63日でした。
この年の土日祝が何日あったのか、
書いてしまうと何年の記録かバレてしまいそうなので、そこは割愛させてください。
一般的な年間休日120日の、約半分くらい休めてたってことですね。
「さすがに120日は休めていないだろうなぁ」とは思っていましたが、
思ったより少なくてびっくりです。
なぜこうなったのかというと、
やはり大きいのが「部活」かなと思います。
基本的に、土曜は部活で出勤。
試合前や試合当日になると、日曜日や祝日も出勤になります。
長期休暇中も、基本的に毎日部活はありました。
うーん、やっぱり部活ですかね。
以下、学期ごとに振り返っています。
1学期(4月~8月)
1学期の休日は、21日。
基本的に、日曜日がお休みでした。
4月初旬に新年度スタート、8月初旬から夏休みでした。
大きな休みといえばゴールデンウィークとお盆ですが、ほぼ部活。
ゴールデンウィークは練習試合がカツカツに入りますし、お盆はOB・OGとの交流会がありました。
ちなみに、1学期のある1ヶ月は、お休みゼロで働いていました。
部活の大会や練習試合が重なり、結果的に40連勤くらい。
(子どもたちも辛かっただろうなぁと思います)
たぶん、これが私の教員人生最高連勤です。
1学期が終わると夏休みですが、変わらず毎日出勤していました。
「生徒がいないんだから、やることないでしょ?」って、だいたいの先生は言われたことがあると思います。
でも、経験者は首を縦には振れませんよね。
むしろ、イレギュラーが多いのが夏休み。
補習、保護者面談、部活、受験対策、勉強会、会議、地域との交流会、ボランティア、PTA活動、オープンスクール、教室整備、出張。
授業がない分、「いけるでしょ!」ってどんどん詰め込まれるんです。。。
普段の時間割通りの生活が懐かしいなぁ、なんて思いながら仕事をしていました。
2学期(9月~12月)
2学期の休日は、24日。
8月下旬から2学期スタート。12月下旬から冬休みです。
学校行事がてんこ盛りだった2学期。
行事の代休があったので、
さすがに丸一月休みがない、なんてことはありませんでした。
1学期よりは休めている感覚がありました。
ただ、相変わらずお休みは週1回程度。
3学期(1月~3月)
3学期の休日は、18日。
1月初旬から3月下旬まで、3学期です。
仕事始めは、部活始め。
OB・OGと餅をつき、交流試合をして新年がスタートしました。
3学期が一番短い学期なので、気合で走り抜けることができました。
このころは、入試業務や成績処理に追われていました。
入試の前後は学内立入禁止になるので、部活がない土日も多かったです。
(その分違う仕事をしていましたが…)
一番忙しかった時期
この年の私の年間休日は、63日。
最高連勤は、40連勤くらいでした。(部活の試合が連続した月です。)
部活には代休も何もないので、休日は潰れっぱなしです。
生徒はもちろんですが、自分もよくがんばった。
とにかく走り続けて、フル稼働な毎日でした。
とにかく自分に回す時間がない。
生徒関係の仕事、頼まれ仕事…。
優先順位をつけると、自分の授業準備はほぼほぼ後回し。
それでもしないわけにはいかないので、いかに効率よく、優先順位をつけて仕事をこなすか、徹底して考えていたように思います。
常にマルチタスクでした。
有給休暇って使えないの?
もちろん、有給休暇、あります。
この年に私が利用したのは、3日ほど。
たんまり余らせていました。
次の年に繰り越せる有給の数は決まっているので、何十日かは闇に消えてしまいました…。
有給は権利なんだから、使えばいいじゃない!
って言ってくださる方ももちろんいるのですが…
有給を取っても、休んだ分の仕事はなくならないんです。
休み前には、各授業の自主課題や、関係する先生方への挨拶周り。
休み明けには、自分のデスクに溜まった書類の山の処理、先生方へのお礼参り。
休み明けに出勤したときの自分のデスクの絶望っぷりといったら、ないです。
山積みの自習課題、溜まりに溜まった回覧・資料、その他お願いもろもろ。
休んだ日のあとの事を考えると、とてもじゃないけど恐ろしくてうかうか休んでいられません。
しかも、休んだ日に限って、トラブルが起きる。
(これ、あるあるだと思います…)
むしろ、休まない方が気持ちが休まる。(笑)
今から思えば何だそりゃ、と思いますが、当時はそれが普通でした。
「有給=サボり」なんて雰囲気がある現場も、あったようななかったような。
このころの働き方についても、そのうち記事にまとめられたらな、と思っています。
もちろん、魅力もたくさんある仕事だと思いますし、
特に部活についていろいろ書いていますが、批判したいと思ってこれを書いているわけではありません。
それに、私とは比べられないほど働いている先生方の方がほとんどですし、
教員に限らず、どの業界にも大変なことってたくさんあるはず。
時間だけで見るものでもないですしね。
教員時代の年間休日について、振り返ってみました。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!