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朝の会と帰りの会で思考をのばすルーティーン

皆さんのクラスでは朝の会や帰りの会で何をしていますか?

貴重な時間を宿題チェックや健康チェック、先生のお話だけで終わっていませんか?

それでは、5Gの学校においては通用しません。

朝は思考力を高めるルーティーンを、帰りは、思考力を発揮して帰る。

そんな時間にしていくことを目的としています。


例えば、うちのクラスでは、毎朝子どもの言葉に耳を傾けるトレーニングをしています。
教師も一緒に考えますが、問題も回答も子どもが主役です。
どんなゲームかというと、、、、


聖徳太子ゲームというものです。


聖徳太子ゲーム


やり方は簡単です。

①5人を選ぶ。その5人は、前に出る。
②それぞれ与えられたテーマに合わせて単語(1人が1つ)を一斉に言わせます。

例えば好きな果物は?ときいて、聞き手役の全員で声を揃えて『せ~の!!』といいます。

話し役は『りんご』『いちご』『キウイ』『ばなな』『みかん』のようにいいます。

③聞いている人は、メモする。

このようにして、いくつ聞き取れたかを競います。


私のクラスでは、このゲームを毎朝5分使って3学期ずっと続けてきました。

慣れてくると声の大きさを指定したり、変な声で言うように指示したり、人数を増やしたりしてバリエーションに変化をもたせます。

面白いテーマを設定しておいたり、やり方に工夫をしたりしておけば長く続けられます。

どんな変化が見られたと思いますか?





今回は私のクラスで見られた効果をまとめました。

①基本的な聞こうとする姿勢が育つ

②友だちのつぶやきを拾って発言できるようになる

③教師自身の聞き分けの精度が高まり、授業中につぶやきを拾いやすくなる

④朝の雰囲気がよくなる

⑤声の小さい子も5人同時ならがんばれる

⑥声の小さい子の発言も聞き取れるようになる



論理的思考ドリル

そして、私のクラスでもう一つ取り組んでいることがあります。

それは、思考を活性化するための問題に取り組ませることです。


そこで使えたのがこの『5分で論理的思考力ドリル』 という本です。

この本を1ページずつコピーして、朝、扉に貼っておきます。


帰りの会で答え合わせをわかった子どもをつかって解説させます。


これを毎日続けるだけでも、かなり説明する力も伸びました。


また、意外にもこの本は賢い子だけが活躍できるというわけではなく、閃きや見方次第では学力の低い子も活躍できました。


この二つの取り組みは3学期から始めたものですが、かなり速攻性がみられました。

もし、他にもこんなことをしているよっていう先生方がおられたら、ぜひ、情報交換しましょう!

コメントおまちしています!



OZAKEN














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国語授業研究室
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