定期テストの点数について思うこと
「前回のテストより点数アップしたね!」とか、「前回より少し点数下がったんじゃない?」とか、そういう言葉を耳にするたびに、ふと思うこと。
定期テストの点数で「上がった」「下がった」は、ちょっと違うのではないかな🤔と感じるのです。
例えば3学期制の学校で「1学期中間」「1学期期末」「2学期中間」「2学期期末」「学年末」とテストがあるとしますよね? 毎回テスト範囲は違うと思うのですよ。
具体的に、中学数学で例えてみると……
1学期中間→式とか計算とかの分野
1学期期末→方程式らへん
2学期中間→関数らへん
2学期期末→図形分野の前半らへん
学年末→図形分野の後半や資料等
といった範囲になるのではないかと。ざっくり分けると。
「計算は得意だけど関数は苦手」という子がいたとします。1学期のテストは高得点狙えるかもしれませんが、苦手な関数がメインとなる2学期のテストでは、1学期ほどの点数は取れないかもしれません。「得意な分野で95点取れた!」→「苦手な分野だったから70点だった……。」みたいな。その場合「1学期と比べて25点も点数が落ちた!成績が下がった!」という見なし方でいいのでしょうか……?
あくまで私個人の考えではありますが、定期テストの点数で「上がった!」「下がった!」と一喜一憂するのではなく、もっと中身に踏み込んで振り返りをするのが理想なのかなぁと。
得意分野のテストであれば、
○ケアレスミスはなかったかどうか
○時間配分は問題なかったかどうか
○応用問題へのステップアップの仕方
といったことを確認してみるとか。
苦手分野のテストであれば、
○基本の問題はどのくらいおさえられているか
○どういったところで減点されているのか(ケアレスミスの有無含めて)
○次のステップに向けて何を復習すると良いのか
といったことを確認してみるとか。
定期テストというのは、前回のテストから今回のテストまでの期間に学習してきたことが、どの程度身についているかな?という理解度・習熟度をチェックするためのものだと思っています。範囲がそれぞれ違うテストで、点数だけ見て「上がった!」「下がった!」と一喜一憂して終わり!……だともったいなくないですか?? という話です。
もちろん、全ての科目・全ての単元で高得点目指せるのであれば、それはとても素晴らしいことだと思います。しかし、得意不得意があっても良いではありませんか。何もおかしいことではありません。得意分野はどんどん伸ばす、苦手分野はまずは基礎固めからチャレンジしてみる、苦手分野で伸び悩んだ分は得意分野で点数をカバーしてみる、などなど。やり方はいろいろあります。定期テストの結果は、今の自分に1番あった学習スタイル探しに役立ててあげると良いと思いますよ!
時期的にそろそろ期末テストがありますよね。結果が返却されたら、じっくり分析して、次のステップに向けて活用できるよう復習していきましょう!
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