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エビ中八犬伝
皆様、おはこんばんちは。
今、久しぶりに読んでいるのがこれ!↓
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「久しぶりに」というのがポイントです。もう何度読み返したかわかりません😆
「南総里見八犬伝」は江戸時代の戯作者、滝沢(曲亭)馬琴により文化11年(1814年)に刊行され、28年をかけて天保13年(1842年)に完結した全98巻、106冊の大長編読み物です。
南総、今の千葉県に領土を持っていた里見家の姫「伏姫」と、一匹の犬「八房」の不思議な因縁に端を発し、諸国に散らばった「八犬士」がお互いを探しあいながら大活躍するというお話。
里見家に深いうらみを持つ怨霊「玉梓」や、化け猫、妖狸などの妖怪をはじめ、八犬士を窮地に陥れる、ある意味妖怪より恐ろしい悪人たちが次々と登場し、西へ東へと日本を駆け巡りながら、息もつかせぬ展開で物語は進行していきます。
八犬士は、全て苗字に「犬」の字が入っており、「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の文字が浮かび上がる「玉」を一個ずつ持ち、さらに体のどこかに「牡丹の花」の形をしたアザがあります。
この3つの特徴が、八犬士を見分ける手掛かりなのです。
どうです?
この物語を全く知らないという方でも、ワクワクするような設定だと思いませんか?😉
発表から150年以上たっていますが、これをベースに翻案された映画や舞台劇、歌舞伎、アニメ等々が、現在でも制作されています。それほどまでの魅力を放つ、日本文学史に残る名作と言えるでしょう。
↑上の写真の文庫本は、作家・平岩弓枝先生の手によるものです。
平岩先生といえば、私らの世代(40代後半~60代前半)では、テレビドラマ「肝っ玉かあさん」や「ありがとう」などの脚本で「懐かしい!」と思う方も多いでしょうね。
が、本業の作家としても、この「八犬伝」という大長編原作の面白いところを余さず伝え、そして端折るところはコラムなどでかいつまんで解説してあったり、全般に平明な言葉で分かりやすく書いてあります。
これ一冊で八犬伝のエスプリは完璧!と太鼓判を押せる内容です。
まだ八犬伝世界に触れたことのない方には、絶対オススメです。
ところで。
先に述べた私らの世代では、NHKの人形劇「新・八犬伝」で、この物語との出会いを果たした人がほとんどではないでしょうか!
私も毎日、中学校の部活が終わったらまっしぐらに家へ帰り、この15分番組を食い入るように観ておりました。
NHK人形劇「新・八犬伝」オープニングと、テーマ曲「めぐる糸」
※語りを担当していた故・坂本九さんのコメントと、エンディングテーマの動画リンクを貼っていましたが、ごめんなさい。動画は削除されてしまいました。NHKは厳しいので仕方ありません。
私を含めて多くの同世代の子供たち、そして大人の人たちも、一目みたら忘れられない辻村ジュサブロー氏の人形と、坂本九さん(残念なことに、1985年の日航機墜落事故に遭われ、帰らぬ人となりました。合掌)の独壇場とも言える巧妙な語り口に夢中になり、八犬伝の物語に魅せられたのではないでしょうか。
たいへん残念ながら、この当時は録画するビデオテープはとても高価だったため、番組制作では上書きして使い回していたので「新・八犬伝」の映像はほとんど残っていません。
もったいないですね😅
追記:「NHKアーカイブス」で、数少ない映像や画像が公開されていました。
ご参考までに😉
そしてまた、私らの世代ではこの映画について触れないわけには行きますまい!
薬師丸ひろ子主演の角川映画「里見八犬伝」です。
この映画では、薬師丸ひろ子は伏姫ではなく、少し後の時代に生まれた静姫という役で、八犬伝をモチーフにしてありますが、全く別のストーリーです。
しかし、千葉真一さんや真田広之さんなど八犬士がみんなカッコ良くて!
特にクライマックスで敵の城に乗り込み、ほとんどの犬士が死んでゆくんですが、その死に様がめちゃくちゃカッコイイんですよね😆
この映画も、私の中では大切な作品です。
さてさて!
今日の本題に入ります(笑)
今回、上の文庫本を読み返していて、夜中にふと、
「おや? エビ中のメンバーで八犬伝を演じたら、誰が誰に当てはまるかな?」
と思い、その想像を始めたらワクワクが止まらず、眠れなくなりました!(笑)
そこで、私が考えた配役をご紹介します!
◎八犬士
仁・犬江親兵衛=柏木ひなた
義・犬川荘助=安本彩花
礼・犬村大角=廣田あいか
智・犬坂毛野=星名美怜
忠・犬山道節=真山りか
信・犬飼現八=中山莉子
孝・犬塚信乃=松野莉奈
悌・犬田小文吾=小林歌穂
◎八犬士以外の配役
伏姫=瑞季
ゝ大法師=杏野なつ
浜路=鈴木裕乃
まず、真っ先に思いうかんだのは、「神童」と呼ばれる神がかり的な活躍を見せる犬江親兵衛は、もうひなたしかいない!(笑)
次は、親の仇討ちに命をかけるストイックな犬山道節は、まやま姉さんがぴったり!
道節が八犬士の中で1番年上なのも、まやま姉さんと同じです😉
女の踊り子に化けて敵地に潜入するスパイ役の犬坂毛野は、360度どこから見てもアイドルの美怜が適役!
ならず者として牢屋に入れられてた犬飼現八は、後で仲間同士と分かる犬塚信乃と「芳流閣」という建物の屋根の上で戦う羽目になります。現八の自由奔放さが莉子ちゃんのイメージピッタリ!
犬塚信乃が養ってもらっている伯母夫婦の家で使用人として働く犬川荘助は、夫婦にいじめられている信乃を陰で助け、義理人情に厚い性格が彩ちゃんのイメージにぴったり!
だとすれば、荘助と仲の良い犬塚信乃は、りななんしかいないでしょう!
親孝行の「孝」の玉を持っているのも設定がピッタリです。
あと残りの2人をイメージすると、父親を化け猫に殺され、隠とん生活を余儀なくされている犬村大角には、ぁぃぁぃの神秘的イメージが合っています。
最後に、瀕死の重傷を負った犬塚信乃の窮地を弟夫婦のけなげな犠牲によって救うことになる力自慢の犬田小文吾は、残っていたけれどもぽーちゃんのイメージに合っています。
八犬士以外では…
気高く美しい伏姫には瑞季。
白装束の十二単衣が似合いそう!
その伏姫のいいなづけで、里見家の忠臣であった金碗大輔は、伏姫が死んだあとに出家して「ゝ大法師」と名乗り、八犬士を探す旅にでます。
「ゝ大」とは「犬」を分解した言葉です。
このイメージには、なっちゃんがぴったり😆
そして、犬塚信乃のイジワル伯母夫婦の養女で、犬塚信乃を恋い慕う可憐な浜路(実は犬山道節の妹)の役は、無条件で裕乃ちゃん!
一度死んでしまうんですけど、のちに瓜二つの娘に憑依して再登場します。
実はこの娘、赤ちゃんのとき鷲にさらわれて行方不明となった里見の姫で、名前も同じ浜路姫。
里見家に戻り、長年の思いを実らせて信乃と結ばれます。
親兵衛のひなたとともに、真っ先に「浜路は裕乃ちゃんだ!」と思い浮かんだほど、ぴったりのイメージです😍
どうですか?😉
八犬伝を少しでもご存知の方なら、納得して頂ける配役だと思うんですけど…😁
あるいは「イヤイヤこの役はこっちの方が」というご意見がある方は、コメントしていただければ楽しいです!
ではでは、またまた長文にお付き合い頂き、ありがとうございました🙇
※「でんでん太鼓」さんというフォロワーが、旧LINEブログでリブログしてくれてました。
安房「岡本城」の城跡の写真をたくさん載せてあっていいブログなんですが、LINEブログが閉鎖となるため2023年6月いっぱいまでしか見ることができません。
どこかに引っ越されてないかな~。
でんでん太鼓さん、もしこの記事をご覧になったら、ぜひコメント下さい。
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