[わかった気になるシリーズ]流動比率 ビマ検対策
はい、今日もよくわからない単語が出てきました、流動比率。
これは一体何なのか。
ググるとこんな感じ。
流動比率とは、流動資産を流動負債で割ったもので、貸借対照表の流動資産と流動負債の比率から、会社の短期的な安全性を判断するための指標です。
はい、お金に疎い自分にはさっぱりわかりませんでした。
で、調べました。
流動比率とは
流動比率を知るには、まず、流動資産と流動負債が何なのかを知る必要があります。
語弊があるかもしれませんが、イメージを掴むためにあえて身近な例で考えてみます。
流動資産とは、お給料のこと。現金ですね。
流動資産は、すぐに出ていくお金と考えます。家賃や電気ガス水道代みたいに給料が入ったらサーッと出て行ってしまうお金のこと。
そして、流動比率とは以下の式で表します。
流動比率=流動資産/流動負債×100
これがイメージしにくい人は
流動比率=給料/(家賃+電気+ガス+水道代)×100
と置き換えましょう。
つまり、入ってきた給料と出ていくお金の比率を表しているわけです。
例えば手取りの給料が30万円として、家賃、電気、ガス、水道代が月15万円くらいだとします。
すると、我が家の流動比率は
30万/15万×100 = 200%
これは、入ってくるお金より出ていくお金が少ないから、いい感じです。
ところが、高級な家賃のタワマンに引っ越したとしましょう。
そして、家賃が跳ね上がり、月に出ていく家賃、電気、ガス、水道の合計が30万円になったとしましょう。
すると、手取りが30万、出ていくお金も30万なので、流動比率は
30万/30万=100%になります。
結構危険水域です。
入ってくるお金と出ていくお金が同じなので、毎月貯蓄ができません。
直ちに死ぬというわけではありませんが、心配でキリキリしそうな比率です。
そして、最後に給料よりも出ていくお金が増えてしまった場合。
手取り30万に対して、家賃、電気、ガス、水道が40万円になってしまった場合です。
流動比率は30万/40万×100で75%です。
流動比率が100%を切るということは出ていくお金の方が大きいということです。気持ち的にはお宅、大丈夫ですか?と思いますよね?
貸借対照表で流動比率を見るということは、会社の収入と支出のバランスを見て、健全かどうかを判断するための指標です。
この指標は、ビジネスマネージャー検定のみならず、株を買うときにも参考にできそうな値です。
最後に、実際に問題をやって見ましょう。次のような貸借対照表があったとき、この会社の流動比率は何%でしょうか。
流動比率を求めるには、流動資産と流動負債を見る必要があります。
流動資産は青色、流動負債は赤字にしました。
流動比率=流動資産/流動負債×100ですから、
流動比率=5080/5240×100≒97%。
何と100%を切ってます。
ということは…ちょっと支出が多すぎませんか?ということで、ちょっと健全な会社、とは言えないかもしれません。
以上、流動比率についてでした。