シングルフォーカスできる仕事の良さ
ひさびさ、noteへの投稿。
前に書いたのはいつだったか。多分かなり寒かった頃なんじゃないかと思うけれど、今はすっかり暖かくなった(でも今日はちょっと肌寒い)。
新しい環境(住居、職場)にはもうけっこう前から慣れていたのだけれど、最近もしかしたらちょっとした変化がありそうで、どうなるのかな、と様子を見ている。「今のままがずっと続けばいい」と思うこともあるのだけれど、そういうわけにはいかないこともある程度生きてくると分かってくるので、致し方なし。
今まで転職を何度かしたけれど、基本的にいろいろな仕事をいろりいろな人たちと行う、いわゆるマルチタスク型の仕事?が多かったように思う。頭の中に進めるべき仕事が大なり小なり複数あり、それを締め切りやその他諸々を考えながら同時並行で進めていく。けっして苦手ではないし、おそらく得意な部類に入るのではないかと思うけれど、「好き」「やりやすい」「やりたい」かと問われると、言葉に詰まっただろう。
今、いわゆるシングルフォーカス系の仕事(何かひとつのターゲットに集中してOK)を、おそらく社会人になって初めてしているのではないかと思う。ま、ひたすら電話をかける仕事なのだけれど、これが予想以上に面白くって、楽しくて、楽ちん(笑)。決して大きな声では言えないけれど、「これでお給料もらえるなんてサイコー」と内心うひひ、という感じ。
思いかえせば学生時代、アルバイトでパン屋さんの朝のサンドウィッチを作る仕事をしていた。朝5時過ぎくらいに出勤して、2時間くらい働く仕事。そしてこの仕事がかなり好きで、就活で一度休んだものの、終わったら復帰したくらいに好きな仕事だった。具材を並べる人は特別なポジション(頭を使う。その日の素材数や売れ行きをみて分量調整もする)の人で、その他大勢は、ゆで卵やカボチャを混ぜたり、パンをカットしたり、カットしたパンを袋で包んだりする作業をする。これが面白い。如何にパンの耳を薄すぎず多すぎず適度なところでカットするか、見目麗しくビニールで包む手の感覚、スピード、などなど。深い集中に入ることができた。今している仕事となんとなく似ている気もする。
そして、そんな幸せな、楽ちんな仕事が、もしかしたら形を変えていくかもしれない事態が起きるかもしれず、戦々恐々としている。けっして悪い話ではないのだけれどね…。でもまあ、もう少し成り行きを見守り、しばし流れに身を任せてみたいな、と思ったり。