ドイツの学校保育園共に閉鎖となる
ドイツでカーニバルの次のお祭りごととなると、Oster ( オースター ) だ。仮装衣装で彩られた店頭は、うさぎの置物やチョコなどに取って変わる。
オースターとはキリストの復活を祝う春祭りで、学校は二週間のオースター休暇となる。毎年その休暇の日程は少し変わるが、春の時期なので私は春休みととらえてる。
なぜうさぎなのかは諸説あるが、その繁殖力は生命を、また毛の色を変えることから変容と復活を象徴すると言われている。
桜がほころび始めた。
日に日に暖かくまた日も長くなり、Winterblue (冬のブルー ) から解放されウキウキする春の訪れは、今年は様子を変えてしまった。
そう、このヴィールスによって。
息子は今日16:00まで授業があるはずだったが、13:00頃帰宅した。
これはよくあること 。
先生がお休みで休講のため早帰りやな!と、たかをくくった。
すると息子は、帰ってくるなり自分の部屋を掃除し始めた。
何事やねん?!⊙ ⊙
自ら? 自ら!部屋の掃除。
何年も彼の母親をやらせてもらっているが、進んで部屋の掃除をするなど一切記憶にない。
彼がせっせと掃除をしている時、私はまだ知らなかった。刻一刻と変わるヴィールスへの本日公表された決定について。
二週間前に1人の感染者が出たと書いたNRW州は、その人数が本日936人となり、ドイツ全土で3062人と報告されている中で群を抜いている。
感染者の多い町から学校保育園が閉鎖され、1000人以上集まるイベントは相次いで中止 (もしくは延期 ) されていた。
また数日前メルケル首相は、ドイツ全土で70%の人がこのヴィールスに罹患するだろうから、人混みや接触を極力避け、その急激な増加を緩やかにする必要があると話した。
私の住む連邦州ではとうとう今日、オースター休暇明けまで学校保育園が閉鎖され、その他にも図書館、プールや動物園などが閉鎖となった。
息子の早い帰宅は、そういうことやった。
マスクは元々売られているのを見なかったが、店内の棚から消毒用アルコールが消えて数週間経つ。
パスタ、小麦粉や水などは無くなってはいないが、今までにない品薄状態となっている。
突然五週間になった休暇を前に、息子がなんで掃除を始めたのかはよ〜わからんけど、
先生が家庭学習のついでに掃除を課題として出して下さったのなら「先生、気が利くわ〜!」となるし。(๑´ω`ノノ゙✧
彼なりのヴィールスへの立ち向かい方やったら「なんと勇ましい!!」やし。(⑉• •⑉)♡
ただの思いつきやったら「嵐の前触れやーー!」となる。
なんとかヴィールスを封じ込めて、その終息を待ちたい。
( WinterblueとNRW州での感染の話は こちら から)
( 先生がお休みの話は こちら から )
(コロナの話は こちら から )
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