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スペインで暮らす(大学編)#9 修論最後の壁"Defensa"が終了!スペインでの修士論文の出し方。

先ほど修論審査が終わり無事卒業が確定しました!!!審査の結果10段階評価の8、本当はもう少しいい点数が取れるだろうと思っていたので若干悔しさの残る結果でしたが何はともあれ単位も取って卒業も確定できたから良かったとしましょう!せっかくなので、スペインの修論の提出の流れを書いておきたいと思います!

1 複数回ある修論の提出時期

日本と違うな、と思ったのは、修論を出す時期が複数回あると言うこと!少なくとも私が日本で行っていた大学院では修論の提出は確か1月で年に1回しかチャンスがなかったのですが、スペインの大学は6月と9月に提出できる時期があり、さらにその年度内に提出できなかった人は翌年の2月(あるいはそれも間に合わなければ次の6、9月でもOK)にも提出できるので、1年に合計3回提出時期があり、かつ年度を超えての提出もできます。なので、今年の受講者は約30人くらいでしたが、6月に提出したのは今年の受講者のうち8人くらい、去年の受講者が複数人でした。残りのクラスメートたちは9月に提出するか、あるいは2月か来年の6月、9月に提出すると言っていたのでかなり自由。でも修論は卒業には必須条件なので書かないと修士はもらえません。

2 テーマとチューターを決める(11〜2月)

修論の第一歩はテーマ決めとチューター決め。私は今年のマスターは自分に全く馴染みのないマスターだったのでテーマ決めに少し悩みましたが、自分のこれまでの勉強(国際政治)が一番活かせるテーマにしようと思い、11月の授業で面白かった西サハラとモロッコの領土問題の授業をやっていた先生にチューターを頼み、大体の自分のやりたいテーマを相談しました。一番最初にコンタクトを取ったのは11月でしたが、正式にチューターをお願いしたのは1月か2月でした。

3 執筆(3〜6月)と提出(6月末)

私のチューターはあんまり導いてくれる感じの人ではなかったので、以前書いた修論のペースを参考にして進めるようにしていました。2月に修論構想をワードで送ってオンラインでチュートリアルで頼み、それ以降数回、2週間ごとにチュートリアルをしてもらい進捗を報告。4月は1回もチュートリアルはなかったのですが、6月末に提出だったので、5月頭に一度結論まで書き上げた第一稿を提出し、そのあとは体裁を整えたり字数を増やしたり。提出3日前に思い出したようにチューターが割と大きめのコメントをしてきたので焦って足したり。。字数ギリギリでしたが無事提出!

4 修論審査(7月)

そして、修論審査の日程が7月7日から9日と言われていたのですが、今年はオンラインになることが伝えられ、今週頭に日程が修士のポータルサイトに張り出されました。そしてこれは他の大学のスペイン人に聞いても珍しいね、と言われたのですが、張り出されたリンクに自由に入って他の人の修論審査を傍聴することができました。なので、昨日は2つくらいクラスメートの審査を聞いて審査の流れをチェックして望めたので良かったですが、今日は逆に自分の審査を何人かクラスメートたちが聞いていたので緊張しました。

Defensaと言われる修論審査は自分の発表(最大15分)の後に質疑応答があり全体で最大1時間。結局、質疑応答では質問はされず3人の審査員たちがいろいろコメントを述べて、それについて自分も一言感想を言っただけでした。そして一度全員退出し10分後に戻るように言われ、10分後ログインし直すとその場で成績を告げられました。

と言うのがスペインでの修士論文の提出の流れです!日本と違ったのはチューターがあまり面倒を見てくれなかったところと、オンラインで全てが進んでゆき、結局執筆、チュートリアル、提出、審査全ての状況で1度も修士論文を印刷せずに終わりました。コロナ渦でのマスターの1年でいくつかの授業を除いてほぼ全てパソコンの前で終わっていったのがとても不思議な感じですが、何はともあれこれにて私のスペイン留学生活はほぼ終わりました!8月末の引っ越しに向けて少しずつ準備と手続きを進めていきたいと思います!

記事を読んでいただきありがとうございます!日々の中で感じたこと、考えたことをつらつらと書きとめていきたいと思います。