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異国情緒漂う街、セビージャの5月を歩く

もうすぐグラナダを離れることになり、アンダルシアを旅行できるのももう少ししか機会がないのでは?!と唐突に焦りだし、月曜に思い立って水、木、金でいきなりセビージャへ行ってきました!実は木曜日に授業が2つあったのですが、オンラインのいいところでセビージャにいながら授業の時間にホテルに戻ってちゃっかり旅して参りました。前回セビージャに来たのは12月。前回はセビージャからカディスという街にも行ったのでそこまでゆっくり街を散策することができなかったのですが、今回は春になって気候も良く、色々とみて回ることができました。セビージャはなんともう日中は34度くらい。これからきっともっと暑くなると思うので、個人的には4、5月がベストシーズンなのではないかと思います。アンダルシア、セビージャというとひまわり畑を思い浮かべるかとも思うのですが、街中にはひまわりはなく、むしろバスを降りた瞬間から紫の花が一面に広がりとっても綺麗でした。

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調べてみると、この紫のお花はjacarandaというお花のようです。ぱっと見桜の紫バージョンに見えます。マスクをしていたので最初は気がつかなかったのですが、ふとマスクをずらした時にとってもいい香りがしました。これもセビージャの春、初夏ならではの楽しみ方なのかもしれません。

街の印象は、グラナダより都会なマラガよりもさらに都会!そして、グラナダよりも宗教色が強い伝統的な街、というような印象を受けました。アラブ文化とキリスト文化の融合も感じるのですが、よりカトリック色を街中で感じました。そして古い建物を現在も生かしてお店をやっているところが多いのでとってもかわいい!

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3日間色々回ってセビージャという街がとっても好きになったのですが、今回特に心をぐっと掴まれた3つは、アルカサル、バルでの美味しいタパス、かわいい街並みをブラブラ散歩!

アルカサル

先週グラナダのアルハンブラ の授業を受けてアルハンブラの見学を連日していたので、少しだけイスラム建築とキリスト文化の融合について学んだ後に、セビージャのアルカサルを見ると共通していることが多くてこれ授業でやったやつ!!という久しぶりの進研ゼミ的体験をできました。去年住んでいた街、サラゴサ(スペインの北東の中央部に位置しています)のピラール教会でもムデハル様式というキリスト、アラブ文化が混ざった壁を見ることができたことを考えると、当時のアラブ文化の広がりを感じます。それもそのはず、その辺にいた観光ガイドのグループに混ざって解説を聞きながらゆっくりと2時間くらいかけて一つ一つのお部屋をみて回ることができました。この下の写真はアルカサル内の大使の部屋の天井。圧巻です!

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詳しくはわからないのですが、壁や入口などの石の部分に、アルハンブラは色があまり残っていなかったような気がするのですが、セビージャのアルカサルは上記の写真の光が当たっている部分のように、青や緑の色が残っているのが気になりました。これは修復作業によるものなのか、保存状態によるものなのでしょうか?壁をじっくりみていると、アラビア語のカリグラフィーのデコレーションの中にライオンの紋章がはめ込まれていたりだとか、ラテン語の文字が書かれた部分があったりだとか、権力の移り変わりを見ることができて興味深い。

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王宮の外は庭園になっていました。アルハンブラのヘネラリフェ庭園とはまたちょっと違った雰囲気の、まさに異国情緒という言葉が似合う独特の雰囲気がとっても綺麗。ヤシの木が青空に映えます。公園はかなり広くて回りきれないくらいでしたが、5月の今頃だと日陰は涼しくてのんびりと雰囲気を楽しむことができました。公園内には何匹かクジャクが自由に歩いていましたが、あれは野生なのでしょうか。。初めてクジャクが羽を広げてる姿を間近でみました。

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バルで美味しいタパスに出会う

久しくバルでタパスを満喫していなかったのですが、セビージャにはたくさんおしゃれ美味しいタパスに出会うことができました。バルによりますが、一人でも入りやすいカウンター席があるところも多く、実はスペインってかなり一人旅がしやすい国なのではないかと思います。グラナダ と比べるとセビージャ の物価はちょこっと高め。高めのバルに入ってしまっただけかもしれませんが。

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今回行ったバルでの私の中での優勝タパスはこちら!!Eslavaという有名バルのタパスなのですが、人気メニューのHuevo sobre biscocho(卵の黄身がパテみたいなのに乗っている、見かけが可愛い。味も美味しい。)や最後に頼んだhelado de queso viejo(オールドチーズのアイス。濃厚チーズアイスなのだがチーズが濃厚すぎてアイスじゃなくてもはやチーズ。私にはちょっとtoo muchでした。)よりも、こちらのCostillas a la miel (スペアリブ蜂蜜あえ)が一番美味しかった!!アイスは謎に5,8ユーロしましたが、他のタパスは3,5ユーロ。美味しいのにお安い!他にも、Ovejas Negrasというおしゃれ創作バルやたまたま入ったEl Rinconcilloというレストランで食べた海老とキノコのリゾットもめちゃくちゃ美味しかった。下の写真はLa botega de la Alfalfaというとこで食べたタラのタパス。これも美味しかった!

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かわいい街並みをお散歩

セビージャは広いので歩き回ると結構疲れますが、でも色々なエリアがあってお散歩が楽しい街です。一人旅の時は特に、ここに行こう!と目的をたくさん決めすぎると、なんとなくスタンプラリー的になってしまうので、1日一個だけ絶対行くところを決めたら、あとはなんとなくぶらぶらしながら美味しそうなバルを見つけたり、ふとした小道に入ってみてかわいい小物屋さんに出会ったり、っていうのが楽しいなあと最近思います。特に地図を見ないでぶらぶら小道を歩いていると、かわいい小物やさんがあってフラメンコの扇子やカスタネットが売っていたり、橋を越えてトリアナ地区に行くとかわいいセビージャ焼きが売っていたり。前回お椀をいくつか買ったのですが、また少し買い足しちゃいました。

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この橋を越えるとカジェベティスという道があり、その道沿いにたくさんカラフルなおうちが並んでいて、夕暮れ時などかなり素敵な景色を見ることができます。

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カジェベティスの対岸にテラスバルを発見。全然おしゃれな感じじゃなくて、キオスクみたいなところがいくつかテラスを出してやっているのですが、この景色を見ながらのティントデベラーノ、最高です。夏を感じました。6月いっぱいグラナダを離れるので次戻ってくるときにはもう暑すぎてセビージャにはスペインにいる間に来ることはもうないのかな。。と思うと少し寂しいですが、またいつか必ずスペインに来て訪れたい街だなあと思います。アンダルシアの街はそれぞれ全く違う顔を持っていて、どの街もしれば知るほど好きになる街ばかり。時間の許す限りスペインのいろんな街の魅力をたくさん発見したいです。もちろん修論もそろそろ本腰を入れながら。。

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kokos
記事を読んでいただきありがとうございます!日々の中で感じたこと、考えたことをつらつらと書きとめていきたいと思います。