バスクを巡る1-6 西仏国境沿いでフランスを臨む(オンダリビア)
今日は天気が良かったのでサンセバスチャンの沖にあるサンタクララという島に船で遊びに行き、ビーチをしばらく楽しんだ後、午後はオンダリビアというサンセバスチャンからバスで30分ほどの街に遊びに行った。オンダリビアはサンセバスチャンの空港がある街で、スペインとフランスの国境沿いにある街だ。海の方へ歩いていくと、向こう側にもうフランスを臨むことができた。
ヨーロッパに暮らしていると、周りを海に囲まれた島国である日本と国の概念が違うのだろうなあと思うことが多い。海を超えないと外国に行けず、歴史的に領土がヨーロッパほど大きく変わっておらず、また国境と言語が一致している日本で生まれ育った私からすると、スペインのようにスペインの中でもカステジャーノ、カタラン、バスク、ガジェゴ、バレンシア語などいろいろな言語があること、また陸続きで他の国と行き来できること、バスクのように共通の歴史、言葉を国境を越えて共有していることなどが不思議な感覚に思える。
また、オンダリビアとサンセバスチャンの街並みや雰囲気も違うし、サラゴサとも全く違うし、これから住むことになるであろうグラナダでは強く感じるイスラムの雰囲気はここバスク地方では全く感じられない。そんないろんな文化がそれぞれの地域で息づきながらもスペインという共通のアイデンティティを持っているこの国をもっと知っていきたいと思う。
記事を読んでいただきありがとうございます!日々の中で感じたこと、考えたことをつらつらと書きとめていきたいと思います。