世界の大きさまでも変えてしまう恋
純情ロマンチカのアニメを観た私の感想になります。ネタバレもあると思うので嫌な方は読まないことをお勧めします。面白いのでぜひ観て語りましょう♪
あの時教授は二人の仲をわかってそうしていたのだろうか。
野分と弘樹の仲を。知ってか知らずか…
知っていて二人の仲を取り持ったのかなとも考える。
というのも教授はあの時自分が本気で男性、というか上条が好きだというシーンが一切ない。
それどころか無邪気にじゃれついてドキドキしていたりするところが1ミリもないからだ。
弘樹は本当に一途だ。
宇佐見の時もそうだが
好きな人の好きはなんでも許したくて、でも自分も人であるからとても辛くて。
押しつぶされそうになるんだ。寂しいがどうしても言えなくて。
皆一緒に暮らすと「いってきます。」「おかえりなさい。」を大切にしているね。
お花屋さんの描写、この大切なシーンでロマンチカとエゴイストが交わっているのだ。こういうの本当にたまりません。
人との交わりあいももしかしたらこの程度の確率で起こっていたら面白いのに。
私がよくいくコンビニの店員さんが実は今日私の友人にプロポーズする日だったり(ちょっとちがうな笑)
自分だけが弘樹を弘樹と呼べないのがとても悔しかった。
そんな時代あったかな。
若いときはあったかもしれない。
呼び捨てにしたり、名字から名前呼びに変えたり、そんな瞬間にドキドキしていた。
だから自分もそう呼びたかった。不器用な弘樹はまたつっけんどんにしてしまうけれども真相は世界でたった一人呼ぶ呼び名が「ヒロさん」だったからずっとそう呼んでほしかったんだ。
凄くピュアだ。
大人になってこんな風に思っただろうか。
思い出せない。
逆ヤキモチとでも呼んでおこう笑
小さい事なのに恋人同士に取ったら大きい事なんだ。
恋は世界を小さくするからこそ、大きくする。
そこが世界の中心になるから、小さい範囲で大きな世界なんだ。
世界の広さまでも変えてしまう恋という気持ちはなんてすごい力を持っているんだそんな事を感じた。