家族と愛

純情ロマンチカのアニメを観た私の感想になります。ネタバレもあると思うので嫌な方は読まないことをお勧めします。面白いのでぜひ観て語りましょう♪

↓ここは本当にキーになるポイントだと思うので読んだ人だけ読んでほしいです。知って読みたくなる人もいるのでそれでもいいですが…

宇佐見は本当に寂しい想いをして生きてきた時代があったんだな。
全員がそうでないことはわかる。

でも幼少期に自分の母親が父に愛されていなかった。
愛しているのは愛人の方だ、だから彼を愛しているというような事を言われたら
苦しくて心を閉ざすだろう。

子は一生懸命に親に愛されたいと思う。

「あんな男の子供なんて産まなければよかった。」

この一言はとどめを刺すだろう。
すなわち宇佐見を否定したと感じてもおかしくないからだ。

ドアを開けて光を差し込んだのは孝浩。
でもそれ以上は叶わなかった。

ドアを開けて光を差し込んで部屋から出したのが美咲なんだ。
だから絶対手を離せない。

いなくなったら生きてゆけない。
またあの部屋の中に入るのは、美咲と出会ってしまった以上無理なんだ。
美咲が連れ出してくれたから。その喜びを知ったから。
それぐらい信じているものが少ないから。

二人の心の変化が一気に溶けていくのがわかる。
美咲が宇佐見を受け入れて、一緒になっていくのがわかる。
二人で変わっていく。
きちんと単調ではなく細かい描写で隅々にそれが見て取れる。
だからこの作品が好きなんだと思う。

孝浩に愛されて、今度は宇佐見と愛を築いている。
大人は子供のころに叶わなかった夢を無意識にかなえようとする事があるんだって。
きっとそんなこともあるだろう。

依存は度をわきまえていればいい事だよね。
というか言葉のチョイスが悪いのかもしれない。
なんだろう。なんていえばいいのかわからないのだけれど。
相手を苦しめないならば求めあって、独り占めしたくてそんな気持ちはいい事だと思う。

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