志水ヨーヘー

北海道の真ん中、上川町で『EFC』という空き物件を活用して宿泊施設や交流スペースをつくり、地域のエリアリノベーションを目指す会社をやっています。『ヤマノイリグチ』という初心者向け山ガイドもやっています。お手柔らかにお願いします。

志水ヨーヘー

北海道の真ん中、上川町で『EFC』という空き物件を活用して宿泊施設や交流スペースをつくり、地域のエリアリノベーションを目指す会社をやっています。『ヤマノイリグチ』という初心者向け山ガイドもやっています。お手柔らかにお願いします。

最近の記事

そこにあったもの

宿泊業をはじめて今年で8年目になる。 とりあえず3年やって合わなかったらやめようと思っていたけど、なんだか楽しくてここまで続けられている。本当にあっという間だ。 いまは上川町の層雲峡ホステルというゲストハウスを主軸でやっているけど、その前に関わっていた旭川の小さな宿がある。 その宿がなかったら僕は宿泊業をはじめていないと思う。 『ゲストハウスのヘルパー募集』 誰かがシェアした投稿をみて、地元旭川にも面白そうな場所をつくっている人がいるんだと何回もその文章を読んだ。 疲れ

    • 誰かのせいを空になげる

      皆さんは身の回りのあれこれを誰かのせいにしたことはありますか? 僕はあります。 『あの人がこうしてくれなかったから』 『この環境がよくない』 でも、そう思った時はだいたい鏡を見るように弱い自分が浮き出てきて、悔しくて泣きたくなる。 あの人とこうできなかったのは自分だし、自分もこの環境の一部、できることが少なからずあったことがわかる。 エネルギーを外に向けまくっていることでよかった学生時代は、遅刻しそうな時も「おかんが朝起こしてくれなかったから」と言えたかもしれないけど

      • 長く歩くこと

        久しぶりに海外に行ってきた。 今年のおみくじでは旅行の欄に『利なし、行かぬが吉』と書いてあったけど、やっぱり良かった。 空港からすでに良い。色んな国の人が入り混じっていて、送る人と前に進む人。迎える人と笑顔で帰ってくる人。搭乗口あたりのだらっとした感じも良い。 あの何とも言えないポジティブな雰囲気がとても好きだ。 空港に行けるのも旅行の醍醐味。 他国にただなんとなく滞在して、いつもと違う文化の中で生活するだけで気持ちが良い。 立場を無視した自分で過ごせるのはいつぶり

        • 大きな見えないものを足元の見えるところから

          2023がはじまって、なんだかそわそわしている。 今年はどんなことが起こるかな、友人や家族の時間も大事にしなきゃな。 仕事は全然納まってないし、溜まったあれこれを消化するぞ。いやいや昼からお酒飲めるのも今だけか。 マイリストにある映画を見ようかな。身体を動かそうかな。外は混んでるかな。そもそもまず除雪だ! なんにもしていないのに忙しいのはそろそろやめたい。 それにしても、冬休みっていい。みんなが胸張って油断できるこの時期はなんだか安心する。 話は大きく変わって。 今

          なんか変だなをそのままにしない

          日々の暮らしの中で、出来事に対しても人同士でも、『あれ、なんか変な感じがするな』と爽やかではない空気というか、もやもやとした雰囲気が漂うことがある。 それを解決するのは時間ももちろんだが、直接原因に向き合うことしかないんじゃないかなと最近よく思う。 えいっと実行してみたり、おれらなんか最近こうじゃない?と直接話すこと。 それはめちゃくちゃ面倒くさいし、ぶつかるかもしれないけど、確実に進むしスッキリする。 大変だけど特に人同士。直接ひざを突き合わせて話すこと。話せない時に

          なんか変だなをそのままにしない

          層雲峡ホステル 5年目の覚悟

          層雲峡ホステルの5年目のシーズンが昨日からはじまった。 シーズン明けも5年目となれば、慣れた感覚でひょひょいとできると思いきや、「あれはどこにしまってたっけ?」「どのような仕組みでやるのがいいだろう」「改装が必要だ!」「これやりたいね」「やばい間に合わない」「い、いらっしゃいませ!(いらっしゃいませなんて言ってたっけ...)」なんて、今年も初年度の気持ちでオープンの日を迎えてしまった。 でも、なんだかんだで身体は覚えていて、自然とチェックインができたりもする。なんだか久し

          層雲峡ホステル 5年目の覚悟

          教育がまわりまわって

          僕の経営する『層雲峡ホステル』は夏と秋の期間営業のため、冬は別の仕事をしていて、ここ数年は学校の先生をやっている。 そんな短期間だけ都合よく先生ができるののかとよく聞かれるが、なんだかできるのだ。 多くの学校が人が足りていなく、年度の途中からでも人が欲しい状況になっているためだ。(これがまず大きな問題だけど、ここでは置いておく) 僕は中学生のときから先生になりたかった。 理由は、当時どうしても苦手な先生がいて、これなら僕がやったほうがいいだろうと思ったから。 きっか

          教育がまわりまわって

          お祭りの価値 ~幻のランタンフェスティバル~

          先日、実行委員だけでランタンを上げ、2018年から続けてきた日本一寒いまちで1年に1度行われているお祭り『雪景色のランタンフェスティバル』に、いったん区切りをつけて終了させた。 実行委員長を務めていた僕としては、寂しいけどすがすがしいというか、荷が下りたような離れたくないような、北海道の冬が終わる時のような気持ちだ。 ここ数年、冬が来るとそわそわしていた。 それは、「ランタンの時期が来たねえ」と、気の良い人たちとにやにやしながら集まれる楽しみと、今年もランタンが上手くあ

          お祭りの価値 ~幻のランタンフェスティバル~

          終わりを考えてはじめる。

          クリスマスと正月までの、みんなが胸張って油断できる期間が本当に好きだ。 昼からビールをあけても、だらだらして日が暮れていてもへっちゃら。 ラーメンとカツ丼のセットでも夜中のお菓子でもなんでもお構いなし。年末なのだ。 2021年が終わる。 こないだまでオリンピックは延期か中止かと議論していたと思えば気づけば終わっていた。 M-1でミルクボーイが優勝したのは去年だと思っていたらおととしだった。 今年の2月にアキレス腱が切れて松葉杖だったのに今はまたバスケを楽しんでいる。

          終わりを考えてはじめる。

          旅先で都市と地方を考える

          先日までちょっと研修というか視察というか、もっと正直に言うと気分転換の旅行に行ってきた。 道民の僕は他県まで行くには飛行機に乗らなくてはならないことから、国内とはいえ気分はいつも大旅行。いつも買わないちょっと高いお菓子も大旅行だからさらっと買う。 到着した空港から、街中までの移動手段、車窓から見える家と家の間隔、気づけば自分の住んでいるところと比べて楽しんでいる。 この通りは地元のあの通りに近いなあ。なんか空が開けてて住みたいなあ。近くにきれいな川があるぞ。スーパーが近

          旅先で都市と地方を考える

          その未来は自分の未来だった #じゃない方の未来

          note初投稿です。 表紙写真は、2年前に宿の前の落ち葉を掻いていた時に隣のホテルをチェックアウトしたお客さんに写真を撮ろうと言われたときのもの。この内容と全然関係ないけど初投稿なのでお気に入りの一枚を。 さて、本題に。 尊敬する先輩方の所属する『.doto』で書籍第二弾 #道東の未来 ということでビジョンブックを制作するらしい。(.dotoのホームページがバチクソかっこいいからみてほしい) ビジョンブックとは、1000人の理想の未来を掲載し、先を目指して"道東だからできる

          その未来は自分の未来だった #じゃない方の未来