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ペヤングは、いつも友達。

妻が実家に帰っていないので、さっそくペヤングを買ってきた。それもジャンボ。
近くのドンキで一つ179円。思わず3つも買ってしまった。
思えばこのペヤングとも長い付き合いだ。
そういえば妻がいない時には、ペヤング、お前はいつもそばにいたな。病める時も健やかな時も、お湯を注げば3分後には香るあの食欲そそるソースの匂い。
待ち切れなく固めのペヤングを食べてしまったこともしばしば。
ペヤングでスマホに角度をつけて立てかけ、ペヤングで落ちない床の汚れを隠し、ペヤングを枕にして寝て。
そんなペヤングであるが、疑問のたくさん湧く食べ物でもある。
みんな一度は思う「なんで焼いてないのに、カップ焼きそばなの?」ということ。次に、「焼きそばはなんで、そばっていうの?」ということもだ。
その疑問の私の答えは決まっている。

「じゃあ、お前は『そば山そば美』におんなじこと聞くのか!?」である。

どんなものの名前だって、理由はある。
しかし、それが本当に深い意味で使われていることが、どれだけあるのだろうか。
そば山そば美に関してはそれが顕著である。
先祖が蕎麦作ってたのだろうが、名前をそば美にすることなんて「そばが好きだから」「なんか生まれたときそばっぽく感じたから」「ただそばにいてほしいから」とか、そういったことなのだろう。
それならカップ焼きそばなぜカップ焼きそばというのかにも、そこまで含蓄ある理由などはないはずだ。
なので、軽く流すのがよろしい。

そういう事もあって、私は「ペヤング」は「ペヤング」だと思っている。焼きそばかどうかはどうでも良い。
しかし、ペヤングの前に私が愛食していた「焼きそば弁当」はさらに疑問を増やす名称である。
中身が焼きそばかどうかに加えて、これを弁当というかどうかもなんとも言えない。
これに関しては、キッチリ「焼きそば協会」とか「弁当査問委員会」にぜひ、答えを出していただきたいものだ。


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