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出産祝いのお返しの品。
出産祝いをもらったら、当然のことながら返さなけければいけない。
こういった返礼の品にはまず「うなぎ」から考える、というのが我が家の家訓となりつつある。
カタログギフトよりはコスパが良い。
近い将来にはAmazonギフトカードで返礼する世の中になっていきそうだが、1990年代頃からの時代の移り変わりを見ている私としては、それが一番相手のためになるのはわかっていても、やはり味気なく感じてしまう。
うなぎを食べれない相手の場合、次はすき焼き用牛肉、高級茶漬けなど普段自分では買わないものを考えて行くがいざ決定しようと思うと「本当にこれで良いのか?」という考えがまたぶり返してきて悩む。
贈り物には今も昔もセンスが問われるのだ。
昔は着てるものがダサい、といわれるおじさんが多かったらしい。
しかし、ユニクロの登場によりそう言われることは少なくなった。ユニクロさえ着ていれば競艇場に行こうがその辺に寝っ転がっていようが、小汚いおっさん感は少なくなった時代なのだ。
では、贈り物ものにもダサくないものを贈らなくてはならない中、何が及第点だというのか。
ダイヤモンドシャープナーがそれにあたるのではないか。
まず、名前からしてカッコ良い。
ダイヤモンドってつくものを贈れるのはプラスだ。
さらには、包丁の切れ味を良くする実用性と、若干の中二病ゴコロをくすぐる。
そして、割に安いことである。
つまり、この商品を販売しているテレビショッピングよろしく、ドンともう一個つけて返礼することもできるのだ。
そもそも考えると、日本中でそういった文化が失われていってしまっている中「何を相手に返すのか」と「想い」のお返しに時間を使っていることも意義のあることなはずだ。
「お返しは何でも良いよ」の言葉に甘えて、「スタバのコーヒーセット」や「ゴディバのチョコレート」安易なものにせず、果敢にその人に本当に必要な、例えば「天然マムシ酒」や「すっぽん八本」なんかの商品をセレクトしそのセンスをアピールしたい。