睡眠不足だと太るのか

(読了目安4分)

痩せたいと願いつつ、痩せられない理由を考える人生は、もうやめましょう。
大切な時間を、痩せられない言い訳をするために使うなんてもったいないです。
痩せられない理由を考えるだけでは痩せられません。



以前、ネットでダイエット系の記事についていろいろと読んでいたら、一般女性からの質問と、その回答のページに目が止まりました。


「寝る時間を惜しんで、夜遅くまで活動していれば、痩せるような気がしますが、本当のところはどうなのでしょう?」


それに対して答えた記事が、

「睡眠時間が少ないと太る!?」

という大きな見出しで掲載されていましたが、みなさんは、睡眠不足だと太ると思いますか?


さて、実際はどうなんでしょうね。
記事の内容は、以下のようなものでした。
以下、マスターが読んだ記事から抜粋です。


眠らずに起きていれば、それだけカロリーの消費量も増えて、「やせるのでは?」と思ってしまいますが、実は、睡眠時間が短いと太りやすくなるらしいのです。
そのメカニズムを詳しく調べてみました。


不眠傾向の人が太りやすくなってしまう原因は、主に3つ。
それぞれを詳しく説明すると・・・



1.コルチゾール

睡眠不足の状態は、それだけでストレスになりますよね。
ストレスを感じると、人間の体はさまざまなホルモンを分泌し、ストレスに対抗しようと働きます。
そのように、ストレスを感じると分泌されるホルモンの中に、「コルチゾール」というホルモンがあり、このホルモンには脂肪をため込む作用があるのです。
そのため、太りやすくなると言えるでしょう。


2.グレリンとレプチン

睡眠時間が短いと、食欲を刺激するホルモンである「グレリン」の分泌量が増え、逆に、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌量が減ってしまいます。
ですから、眠らずにいると食欲が増して、食べ過ぎにつながってしまうのです。


3.成長ホルモン

睡眠には、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠があります。
この2つの睡眠のうち、深い睡眠のノンレム睡眠のときに、脂肪分解作用を持つ「成長ホルモン」が分泌されます。
でも、眠りが浅いなどの理由で不眠状態になると、成長ホルモンが十分に分泌されず、脂肪の分解が滞ってしまい、その結果、太りやすくなってしまいます。


つまり人間の体は、きちんと眠らないと、食欲が増して脂肪をため込みやすくなり、さらに脂肪の分解がされにくくなることから、太りやすくなるというわけです。


きちんと眠ることは、ダイエットの面だけでなく、体や脳を休めるためにも必要なこと。
普段から不眠傾向にある方は、生活習慣を見直し改善を心がけてください。

以上です。
上記は、単に「睡眠時間が短いと太る」という話ではないんです。
「睡眠時間が短いと太る」ということなら、飢餓に苦しむ人たちは寝る時間を惜しんで活動するはずですからね。
いくら食欲が増しても、食べ物がなければ太りませんよね。
太ってしまうのは、やっぱり、「食べるから」なんです。


マスターは8月の1ヶ月間、寝る時間を惜しんで仕事をし、睡眠時間が極端に減りますが、体重は増えるどころか減るんです。


なぜでしょう?


単純に「睡眠時間が短いと太る」というなら、マスターは太ってしまうはずです。


睡眠時間が短くてもマスターは太らない・・・



理由は・・・



そうなんです、「食べていないから」です。


もし睡眠時間を惜しんで活動する人の体重が増えるなら、それは、食べるための時間だけはしっかり確保しているからなんです。
極論すれば、寝る時間を惜しんで食べている、ということです。
実際は、食べる量が同じなら、睡眠時間が少ないほど、そして活動するほど痩せます。


繰り返しますが、もし睡眠時間が短いと太るなら、食糧難の時代の人や、飢餓状態に苦しむ国の人は、みんな睡眠時間を短くしているはずです。
「睡眠時間が短いと太る・たくさん寝れば痩せる」なんて単純に思わないようにしてください。


紹介した記事の内容は、「しっかり寝た方が食欲をコントロールしやすいですよ」という意味ですから、逆に言えば、食欲をコントロールできるなら、寝ないで活動しても太りません。

「寝る時間を惜しんで、夜遅くまで活動していれば、痩せるような気がしますが、本当のところはどうなのでしょう?」

この質問に対しての答えは、「本当のところは、もちろん痩せます」となります。
太ってしまうなら、その理由は「寝る時間を惜しんで、夜遅くまで食べているから」というのが本質に近いと思います。

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