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子供の困った行動は、なぜ起きる!? 【アドラー式子育て術】

今回のテーマは、子育ての時に必ず直面する「子供の困った行動」について述べています。
子供の困った行動には「目的」があります。
子供の心理を学び、困った行動が減る方法についてお伝えいたします。
是非最後までご覧下さい。

1.子供の困った行動には「目的」がある

子供の困った行動・・・?

例えば、早く家を出たい時に限ってごねたり、宿題をしなきゃいけないのに、ダラダラして、いくら声をかけても宿題を始めなかったり、家で家事や仕事をしたい時に限って、「見て見て!」と何度も呼ばれたり、「こっち来て!」と誘ってきたり、しまいにはおもちゃを散らかして暴れたり、泣き出したり、etc…

と様々あると思います。

そんな時に、「どうしてうちの子は言うこと聞かないんだろう。」、「私の育て方が悪かったのかな。」等と悩むママやパパは多いと思います。


⇒子供の困った行動の「原因」を突き止めようとしていませんか?

「なぜ?」「どうして?」このようなことをするのと「原因」を考え始めると

「私のしつけが悪かったんだ。」
「甘やして育てすぎた。」
「子供とのスキンシップの時間が足りなかった。」

などと過去に目が向き、悪者探しの旅に出てしまいがちです。
しかし、過去の時間は取り戻せないですし、ゲームのように、最初からやり直すことはできないものです。


では、どのように考えれば良いのか?

それは「今ここ」からできることを考え行動しましょう!
アドラー心理学は、いつでも未来に向けて今からできることを考え行動していく「未来志向」の心理学です。

「なぜ?」「どうして?」と原因を探すのではなく、子供は「何のために」その行動をするのか?と、行動の「目的」を考えます。


◆子供の困った行動の「目的」とは?

それは、「親の注目を得ること」です。
子供はママやパパが大好きです。そして、家族との繋がりを感じたい。「自分はここにいていいんだ」と自分の居場所を感じて安心したいのです。

子供が困った行動を続けるということは、必ず心のメッセージがあります。
子供はいつでも「私はここにいるよ。私のことを見て!」と自分の存在をアピールしています。

しかし、普通に過ごしていても特に注目されず、できない時や何か困った行動をした時だけ、怒られたり、叱られたりするのだとしたら、子供はどう思うのでしょうか?

できない時や困った行動をしている時だけは、自分のことを見てくれると学び、その行動が続いていきます。

また、たまに自分から宿題などの何かを行ってみても、「そんなの当たり前でしょ」とスルーされることが続いたらどうでしょう?

当たり前の行動をとっても親の注目が得られないため、やる気がなくなり、自分から行動しないようになったり、口答えや反抗したりします。しかし、心の奥底では、やはり自分を見ていてほしいと望んでいます。


では…どうすれば「困った行動」が減っていくのか?を次に述べていきます。


2.困った行動を減らす方法


結論から言うと・・・

「子供の良い所に着目すると、困った行動は減っていく」

その為には、まず「当たり前の行動に目を向けよう!」です。

子供の困った行動の目的は、親の注目を得ることです。なので、困った行動を怒り続けても、事態は悪化するだけです。子供に良くなって欲しいと、ダメ出しばかりするのは、逆効果。

「困ったこと」には、あまり反応を見せず、
「今出来ていること」「当たり前に行っていること」に着目すると、子供のよい行動は増えていきます。

日頃から、当たり前の良い行動にも着目し、それを伝えていけば「見てくれている」と安心し、困った行動をして親の注目を得る必要がなくなっていくのです。

そのように「ダメ出し」ばかりでなく「ヨイ出し」を続けると、

「自分はできるんだ」「自分は必要とされているんだ」「自分には良い所があるんだ」と、ありのままの自分を認める力【自己肯定感】【自信】がついていき、色んなことに【チャレンジする心】も身についていくと思われます。

是非、トライしてみてください ♪


3.まとめ

● 子供の困った行動の「目的」は親の注目を得ること!

● 困った行動に対しては、過度に注目せずに良い行動や当たり前に出来ている行動に注目しましょう!

● その子の存在を認め、たとえどんなに小さくても、出来ていることに目を向け、他の子と比べるのでなく、その子の小さな努力や成長、挑戦しようと思った心に目を向けてみましょう!



次の記事も今回の続きから書いていきます。是非また、覗いてみてください。

最後まで拙い文章を読んで頂いてありがとうございました。

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