誰にでも言えること?
目標を語ることは習慣形成において重要なことは人に言うというのは繰り返しになりますね。
しかし、内容と相手という観点で言うと本日は相手です。
ちなみに、伝える内容の違いについては28日に書いております。
今回は誰に話すか、という事なのですが、結論からいうと、誰にでも言いましょうということです。
そして、出来るだけ多くの人に直接伝える方が良いです。よく、願いが叶うとは口で十回言うと「叶う」になるので、語ることが大事だといいますが、それと一緒だと思ってください。
しかし、それだと根拠が弱いので次の話を想像してみてください。
あなたが、いきなり道端で「アンケートにご協力ください」と声を掛けられると、暇なら答えるけども、暇では無ければ答えないでしょう。
しかし、聞き方を変えて「困っている方を助けられる方ですか?」と聞かれると中々Noとは言い出せず、「場合にもよります」的な答え、あるいは反応を見せつつ「宜しければアンケートにご協力ください」と、次に言われると、なんとなく答えてもいいかなという気分になりませんか?
これは「困っている人を助ける人」という自分の中の一貫性を守った形になります。
他には、「ボランティアにご協力ください」だとなかなか難しいですが、最初に「困っている方を助けられる方」から入って「アンケート」「一回限りのボランティア」の流れでいくと、手伝いやすくなります。
心理的にはフットインザドアという方法で、最初に頷きやすい、お願いから入り、どんどんと難しくなっていくというものですね。
このコミットメントと一貫性については、ロバートチャルディーニという有名な方の本「影響力の武器」が有名なので是非読んでください。
習慣の妨害には必ず目に見えない力が働きます。なぜだか無性に止めたくなる時があるのです。しかし、そこで止めてしまうと元の木阿弥、今までの決意と時間が無駄になります。
そうさせないためにも、宣言を多くの人にしておきましょう。そうすると、自分で言ったことを守れない自分に違和感を覚え、やろうかな、という気分になってきます。
このことは日誌をつけるとより効果的にもなります。
親しい間柄だけ言う人も中にはいるのですが、あんまり仲良くない人にも言っておくと、言うたびに自分の本気度も高まり、行動もやる気が出てきます!
ちなみにコミットメントの本来の意味は「かかわりあうこと」、「ゆだねること」「委託」「委任」、また「言質を与えること」「公約」「誓約」「約束」など。 つまり、責任をもって関わること、責任をもって関わることを明言すること、責任を伴う約束ということです。
約束は破っていいですか?ワンピースのロロノア・ゾロも言っていますが、約束は守らないとダメですね。