いたずら

悪しきを知る

「さて、悪いことするぞー!」

・・・え?

これは今朝方あった話です。

そもそも「悪いこと」と知っているのに「やる」ってどういうこと?

問題は良い悪いを教えることではなく、それをしないように教育するのが真の教育であって、ただ教える時代は終わった、とか深い意味があるの?

・・・え?

なんで「悪いこと」と知っててやろうとするの?

・・・え?

むしろ、止めて欲しいの?

あ、あれか!!

愛情が欲しくて、注目を勝ち得ようとするあの「試し行動」という叱られることでも愛情が向けられるためにやるというアレか?

・・・え?足りてない?

などと色々考えてました。

起きて数分で。

子どもの方は15分前からゴロゴロ起きているのは知ってたんですけどね。


ここは受けて立つことにしました。

具体的には「悪いこと」が何か分からなかったので、しばらく待つことにしました。

すると、、、

・・・

・・・・・・

「こしょこしょ~」

痒いわ!!

足の裏をくすぐられました。

くすぐるって変な感じがする言葉やなー。

そして、我が家ではくすぐったいことを「こしょばゆい」といっていました。これは方言かもしれません。

しかし、いつぞやから「こしょばしい」と子どもが言うようになりました。

「こしょばしい!」

まるで「小賢しい!!」みたいなノリで言い出したのです。


まー、悪いことがくすぐるくらいで良かったです。

最悪、お茶顔にかけられる覚悟もしてたんですけどね。


ということが今朝ありました。

で、やっぱり考えたんですよ。

知っててやる。

知らずにやる。

知っててしない。

知らずにしない。

という4段階について。

やっぱり学習の順番からいくと


1.知らずにしない

2.知っててしない

3.知らずにやる

4.知っててやる


という風になるのかな、と。

無意識的に実行するというのが恐らく最終段階とは思うのですが、今回は置いておきます。

「知らずにしない」

正確には知らないと出来ないこともあるので表現がおかしいかもしれませんが、まず、対象とする行動があることを知らないといけません。

それから

「知っててしない」

こういう行動がいいことは知ってるんだけど他に優先順位があって敢えてしないということ。

そして、

「知らずにする」

なんとなくやって褒められたということ。これは本人が考えてやったので一番褒めたいところ。

最後に、

「知っててやる」

3の行動に対して褒めるという対価がついたので意識的にやるようになったことですね。これが習慣になると素晴らしいです。

このように相手の行動に対してどの段階にいるのか、と言うことを「知って」おくとなにが、どういう対応が相応しいのか、分かります。

一概に褒めればいい、褒めたらダメ、という訳ではなく目の前の相手の表情や気持ちを考えてみることが大切です。

そして、できるだけ頭ではなく、心で、自然体で出来るようになっているとベストです。


とか、思いながら、珍しく起こされた休日の様子でした(笑)

・・・写真こわ(笑)


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礒村 博之@合同会社こころと言葉
虐待に関する電話はおよそ4分に1件。来年から児童養護施設の対象の児童が在宅支援になることもあり、さらに発見することが難しくなります。教育と虐待。線引きは明確ではないでしょうが、可能な限り関わっていきます。