烏
ガラス張りの床で突っ伏すと、また俺は見られている。
こんな日常がもう15年も続いている。
どこを見ても黒なのに下だけは透けている。
下だけを見て生きるという罰なのか。
この15年で気付いたことをここに書きしるそう。
水は透明では無い。
人の靴はいつも横から見てる。
自分の目から操り糸を出すと踊る。
猫背は猫より小さい。
星は落ちてくる。
踊る男女は春巻き御膳
人は上を向かない。
敵意は下から出る。
ワインはぶどうから作られる。
くーらましははるかかなぁ。
夕焼けは洗濯。
もう分からん。
黒い。