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Neriba:やりながら考えるスペース

昨日は友人が面白そうなことをはじめたので覗きに行ってきた。


***


場所は練馬。
練馬駅から徒歩で5分程度、飲み屋街を抜けたところにある雑居ビルの4階。
看板なし、表札なし…非常に入りにくい…なんとなく怪しい、、、が、なんか秘密基地に来たみたいでわくわくはする。

事前に調べた住所で合っているはずだが、確信が持てず、階段の踊り場から友人に直電して「ここで合っているのか?」と確認。

友人が出て「そこで合ってます。心さんの声聞こえます。」

あ、ドアが開いた。


というわけで中に入ると友人ともうひとりの青年が中で作業していた。


この友人はオギー君。
カナダやオーストラリアなど、海外生活を経験して日本に戻ってきた人で、今は不動産関係の仕事をしているそうだ。
彼とはそもそも10年くらい前に音楽関係で知り合った。当時の僕はDJをやりながらイベントの企画なんかをしていた。オギー君はビートメイカーだった。お互い若かった。

もうひとりは淳(じゅん)君。
沖縄から単身東京にやってきて、オギー君と知り合ったらしい。
(彼の経歴はなかなか面白そうなので、今度詳しく聞き出して記事にしたい。)


この2人と会った場所がここ↓

絶賛改装中、まだオープン前の『Neriba』というスペースだ。

そう、「スペース」としか言いようがない。だって、まだなんにもできていないのだ。

僕はそこが面白いなと思って出向いてみたわけだ。
とはいえ、あまりの「なんにもできてなさ」にちょっとびっくりはしたが…。

一応今のところのステータスとしては、

・雑居ビルの4Fと5Fを借りている(オギー君がオーナーだそうだ)

・5Fはシェアハウスである(淳君が住み込み管理人として居住)

・4Fを昼はコワーキングスペース、夜はバーにしたい(思いっきり改装中)

という感じだ。

で、僕はPythonのスクールやワークショップをここでやれないかと思って下見に行ったわけである。


***


オギー君と久しぶりだねぇなんつって話を始めた。

素朴な疑問として、こんな思いっきり改装中の状態でいつから営業開始するのか?と、至極当たり前の質問をしてみたら…


「来週の水曜ぐらいにはレンタルスペース部分は公開しちゃいたいんですよねぇ」(オギー談)


とのこと。すみません、あと10日ないですけど…と心の中で思ったが、そういうスケジュール的な不安よりも、僕はむしろこのことを聞いてメンタル的には安心して話を進めることができるようになった。というのも、僕はこういう「やりながら考える」という作り方が大好きだからだ。

なにかをスタートアップするというとき、実は準備なんて全然できてなくていいのだ、と常々思っている。僕自身、なにかを勉強するときと、新しいビジネスを始めるときは、いつもこのスタンスである。

「準備なんかできてなくても飛び込め!」的なことを口では言う人がいるが、実際にやっている人、行動に移している人、というのは本当に稀である。少ない。
普通の頭の人たちは「とはいえ、ここまでは最低やらなきゃ」とか「こんな状態じゃ人に見せられない」とか、そんなことばかり気にいしている。そういうことを言うことで自分をごまかしている。そういう人は多い。いっぱい知ってる。

オギー君と淳君は希少な方の人たちである。ちょっとしたクレイジーである。だから好きだ。
このものすごく入りにくい外観、なんにもできてないただのスペース…それが今の『Neriba』の姿である。そしてそのことをなにも恥ずかしがっていない(いや、僕が「恥ずかしがる必要はない」と勝手に思っているだけかもしれないが)。こういうプリミティブな場所では、とにかくどんどんDeepなことをやればいい。そう口に出して直接2人に伝えた。


***


というわけで、この先ちょこちょこNeribaに係わっていくかもしれない。自分がコンテンツを提供できるドメインでDeepなことをやってみたくなった。

なにをどうやるかはこれから考える。うん、やりながら考える。


ちなみに今週金曜日の夜はNeribaに居ます。↓

Neribaでなんかやりたい人たちが、未完成のNeribaに集まり、お酒を飲みながらNeribaを今後どうしていくか/いきたいかを話し合うというイベントです。管理人の淳君がファシリテーターを務めます。

なんにもできてないスペースをどう使っていくかに興味のある人は覗きにきてみると面白いと思うよ。



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