心の世界を生きる

小学校6年の半ばから学校に行っていない中卒(実質小卒)が、その後どのような人生を歩んだのか記しています。

心の世界を生きる

小学校6年の半ばから学校に行っていない中卒(実質小卒)が、その後どのような人生を歩んだのか記しています。

最近の記事

恋愛がダメダメだった20代

10代~20代の一番の悩みは恋愛がうまくいかないことだった。当時は恋愛至上主義で、多くの人の関心事は恋愛であり、恋愛ができないとダメのような雰囲気があった、そんな時代背景のなか、恋愛ができない焦りを感じていた。 男女が出会う場所は職場(特に当時は)であり、異性がいない職場だと何も始まらないことを知ってから、女性のいる職場を転々としていた。 もし定職に就いて男性しかいない職場だったら、出会いがゼロになる恐怖を感じていた。それは一生恋愛を放棄する感覚だったから、定職に就く考え

    • 3年間の引きこもり後、はじめての仕事

      中学3年間を家で何もせずに過ごしていた。見かねた親が知り合いに頼んで、土木作業員の仕事を紹介してきた。 3年間引きこもっていて、選択肢がそのまま家にいるか、外で働くかの二択だったから、この機会を逃すと今後いつチャンスが訪れるか分からない。中学卒業後の4月から働くことになった。 コミュニケーション能力はいらなかった3年もの間、人と話していないからコミュ能力が限りなくゼロ、あいさつも小さい声でしか出来ないし、話しかけられてもどう答えていいか分からない状態だった。本当に働けるの

      • ぼたもちやプロフィール

        ぼたもちやと言います。ぼたもちは販売していませんが、みんなのお家に忍び込んで、ぼたもちを置いて回るのが夢です。 小学6年の後半から学校に行かなくなり、中学はまるまる家で何もしない3年間を過ごしました。 結果、 一般常識ゼロ 思考力ゼロ コミュ能力、人間関係力ゼロ の3拍子揃った人間に仕上がりました。 不良(ヤンキー)ではなく、まじめ系の引きこもりでした。 ざっくりとした経歴はこんな感じ15歳 土木作業員、新聞配達 16歳 鉄工所、料理人見習い 17歳 電気工事見習い、鉄

        • 自分と同じような人がいない感覚

          私は、常々、変わった人生を歩んでいるという感覚がある。 まともに学校に行っておらず、かといって不良(ヤンキー)でもない。家族とも絶縁で天涯孤独。コミュ能力はゼロに近いが17歳から自力で一人暮らしをしている。 よく自分と似ている人がいたら、男女問わずとことん仲良くなれるだろうと渇望していた。 社会にでてから、自分と同じような人がいないという感覚があった。似ている人は時々いるが、細かい部分で同じではない。やっぱり自分はひとりぼっちなのかと。 人は自分と似ている人と仲良くなる

          引きこもりの社会復帰はスモールステップ

          現在、日本には引きこもりの人がたくさんいるという。一種の社会問題となっているようだけど、何の問題もないと思う。ただ、本人がその生活に退屈しているなら、変化することができると思う。 私は10代のころに3年半引きこもっていて、とても退屈で不安だったから15歳から働いて抜け出すことができた。確かに早い方がいいし、私の場合は「飛び出すしかない」という選択肢しかなかった。 年齢に関係なく、いつからでも社会性を身に着けることができる。私の経験から感じたことを書きます。 いっきに変わ

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          高卒の人はすでに優秀

          私は生きていく中で、常に「何か抜け落ちている」という感覚を持っていた。それは、中学3年間に家からでなくなり、家族と学校との接点がない状態で丸々3年間の社会生活が空白になったことに由来する。 多くの人が中学と高校に6年間通っていることでしょう。高卒の彼らと接していると、私はその6年間の差を強く感じるときがある。 特に下記の3点 ・コミュ能力、人間関係能力 ・世の中の一般知識 ・思考力 これらは中学と高校に行って、家庭環境がひどくなければ、自然と身に着けている能力。きっと、

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          中卒(実質小卒)だけど職を転々としていた理由

          私は社会的には中卒になるけど実質小卒です。15歳から働きこれまで多く職場を転々としてきた。 中卒はできる仕事が限られているが、職種を選ばなければそれなりにある。よく中卒は仕事がないから生きていくのが大変と聞くけど、そんなことはない。現に飢え死にせずに生きて来れている。 私が10代~20代に主にしてきたのは、土木作業員・新聞配達・鉄工所・料理人見習い・パチンコ店・日雇い派遣・運転手・コンビニ等のアルバイト多数、いかにも低学歴でコミュ能力がなくてもでもできる仕事ばかり。特にや

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          お金のためだけに働くとじり貧になる

          17歳のころに鉄工所で働いていた。一人暮らしと同時に働き始めた職場だった。 仕事内容は単純で、機械に部品を流し込んだり取り換えたりするだけだった。時間は8:30~17:30で週6日勤務、額面(ほぼ手取りと同じ)17万くらいだった。 残業はほとんどなかったが、時間がとにかく長く感じた。単純作業ゆえの時間の経過との戦で、時計を見てはお昼闇まであと何分、終了まであと何分とばかり考えていた。 5人くらいの小さい会社で同じ年代の人もおらず、会話の少ない雰囲気だった。 週一日の休

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          本当の苦しさは、負の連鎖の真っただ中にいるとき

          人は生きていると苦しいことに遭遇する。 よく、苦しかった体験を語るのに、「以前はこんな苦しいことがあって」そして、「こんな苦しいことを乗り越えてきたらか今がある」という展開が多い。 この話は、いったん下がってその分上がっているから、「今は苦しくても、その未来は明るい」という、苦しみは救われるというメッセージが込められている。一時的に苦しい状態ではあるが、本当に苦しいこととは異なる。 本当に苦しいことは、「こんな苦しいことがあるから、さらに苦しくなる」状態。苦しい体験が報わ

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          引きこもっていた中学3年間の生活

          私は小学6年生の2学期くらいから学校に行かなくなり、中学へは2日行って、その後は丸々行かなかった。つまり3年半もの間、学校に行かず家に閉じこもった生活をしていた。なぜ閉じこもるようになったのは、長くなるので書きません。 完全に時間の止まった3年間学校や同級生との接点がなくなり、勉強もしなかった。時代的にパソコンやケータイはなく、テレビゲームも禁止されていた。マンガや本は家になかったので読まなかった。家族とも一切話さなかった。3年半の間、本当に誰とも何も話さなかった。 日中

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