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人を育てる自然保育⑦ー2 運動会

運動会の学童たち

毎年のことですが、学童の仲間意識には驚かされます。

今年はなんとなく普段バラバラで過ごすイメージのあった6年生率いる学童。

コロナ禍で練習時間も厳しくどうなるかなと思っていましたが、素敵な姿を見せてくれました。

失敗しても、時間がかかっても、こけても、仲間を絶対に責めない。

笑わず、大きくエールを送る。

低学年の子が障害物を乗り越えるのが難しいときは、6年生がそこまでとんでいってサポート、アドバイス。

足を揃えてムカデ競争では驚くほど息を合わせていました。

勝手も負けても後悔がないほど精一杯やる姿に、顔がほころびます。

学童の背中

リハでは越えれたはずの戸板が越えれない子。

近くまで来た仲間の「越えれるよ」と声援を受け何度も何度もトライする。

相手チームがどんどん進み、彼女の焦りが募ったとき、戸板を支えていた父さんが1人膝をついて足台になった。

力を借りなければいけないことが悔しく、彼女は涙をぬぐいながら次の障害物に向かって走り出す。

みんなの前で感想を述べるとき、息子は「(その女の子が)何度も挑戦してて素敵だった」と。

悔しかったと思う。でも、その姿は本当に素敵だった。応援する学童も、手をさしのべた父さんも含めて。

みんな真剣、みんな楽しむ、素敵な運動会をありがとうございました。

園児に、大人に、背中を見せてくれるのはOBだけでなく、学童たちもでした。

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