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脳もこころもからだも育てる
連続投稿150日目。
あっという間のような激動の期間。
勉強会で紹介した本を友人が貸してくれて読んでみました。
早起きリズムで脳を育てる
脳・こころ・からだの正三角形
成田奈緒子
もう絶版の本です。
勉強会では、早起きの大切さをメインにお話がありました。
脳の発達は時間がかかり、25歳ぐらいまでかかること。
学生時代は脳波的に脳が成人を迎えるのは23〜4歳と学び、学生時代はピンときていませんでしたが、そのこととつながった気がしました。
夜間の光刺激が性的成長をはやめることなど、驚く話もありました。
この本は難しくなく発達と早寝早起きの繋がりが載っていて読みやすいです。
幼児期には「手を加えればよく育った」ようにみえる
耳に痛い言葉です。
勉強ができる、英語が話せる、スポーツができる。
手を加えてできるようになったことは優れた点のよう幼児期には見えてしまいます。
しかし、そこばかりに注目してこの幼児期に本当に育てなければいけないことをないがしろにしてしまうと、歪みが大きくなって出てきてしまう。
この本が発行された2012年でも困った事態になってしまう子が問題になっていたなら、今は尚更でしょう。
問題は2000年頃から始まっていた
コンビニやスーパー、ファミレスが深夜まで営業を始めた時期です。
もともと昼行性の動物である人間(特にこども)が夜行性となり、今までの当たり前のリズムが狂ってしまったのです。
だから生活を整えるために、まず乳幼児はちゃんと寝かせ、ちゃんと食べさせ、そして言葉を自由に出させて手足を自由に動かせる。
これだけで良いのです。
発達の順番
生まれたばかりの赤ちゃんは脳の形はありますが、言葉を話したりすることはもちろん、姿勢を保持することもできません。
自律神経もきちんと働いていないので体温調節や血圧の調整も難しいのです。
そこから、姿勢の維持→睡眠、食欲→自律神経機能→言語機能→ハサミなどの微細運動→計算作文などの知能と発達します。
脳は生まれた後に作られ、作られる順番があるのです。
医学や心理学をを学んだ方にはお馴染みの古い脳と新しい脳。
古い脳は、原始的な生き物も持つ生命維持に欠かせないものです。
計算作文などはいわゆる勉強は新しい脳。
新しい脳よりもまずしっかりと働く古い脳を育てることを優先しないといけません。
サラッと触れただけですが、本の中には詳しく載っています。
本の中には厳しい言葉もありますが
脳育てはやり直せる
子育てにぶつかったときが、気付きのチャンス。
早寝早起きのためだけではないですが、ここ5年間はテレビも見ずの生活をしてみて、意外となくても生活できるものに気づきます。
早寝早起きして、こどもと朝日を見る気持ちいい生活。ぜひ。